見出し画像

私が関係するコンテンツの「定期更新」について考えてみた

【はじめに】
今回の記事では、過去2回「『毎日更新』を辞めるメリットについて考えてみた」シリーズの実践編と言いますか、私が関わってるコンテンツにおける「定期更新」について雑感を記すものです。

※ ちなみに、前回の記事はこちらからどうぞ。(↑)

6.note は毎日更新に拘らないことにした

せっかくnoteでこうした記事を書いているのに、出鼻を挫く様な見出しですが、皆さんが「note毎日更新」などとタグを付けて勤しんでおられるほどの熱量を投じる余裕が今は無いと判断しています。

ステイホームの時期に、1ヶ月あまりは「note毎日更新」を続けましたが、有料記事もあげておらず、その他のコンテンツも抱えているし、何より普通の毎日更新の方に比べて1記事の文字数が遥かに多くなる私の場合、「note毎日更新」に固執することは現実的ではないと判断したためです。

画像1

※ 文字数を減らせば、毎日更新が出来たかも知れませんが、そこまでして「毎日更新」に拘る理由も見当たらなかったためです。別に、毎日「必ず」としなくても、自分のペースで続けられれば良いなと思った次第です。

7.「声優相撲」はリアルタイムで番付を作り続けることが要諦

私が力を入れて続けているコンテンツの一つに「声優相撲」があります。

「声優相撲」は、本家大相撲と同じく、隔月(2ヶ月に1度)、女性声優さんの活躍度合いを数値化して勝敗を決め、大相撲のような「番付」を作っていくという企画です。2012年から10年近く続けています。

本場所中は、毎日、数千文字を書き続けることとなり、「note」を毎日更新していた時期には、仕事を終えてからの数時間で毎日1万文字弱を書き続けていた計算になります。

そもそも、「声優相撲」の根幹になるのは『番付』の部分なんですが、それだけを発表するのでは味気ないので、「声優相撲が本当にあったら、どんな取組が行われ、どんな中継がなされるのだろう?」という妄想から、テレビの相撲中継のマネごとをテキスト上で始めるようになり、それが、どんどんどんどん文字数が増えていった感じです。

ここでポイントになってくるのは、『何がオマケが、何が守らなければいけない部分か』という点です。

「毎日更新」をすること自体が目的になっては、当初の目的から主客をしてしまうのではないでしょうか?
(楽しいから毎日更新していたはずが、いつの間にか「毎日更新」しなければという「強迫観念」に変わり、むしろ毎日更新が苦痛になってしまう等)

「声優相撲」であれば、本来日々の実況の方が「オマケ」であり、声優相撲の「番付」を盛り上げるための手段の一つだったはずでした。しかし、今や熱量の殆どが日々の実況に掛ける羽目になり、本来注力すべき「番付」の方が「オマケ」であるかのような主客転倒が起きてることに気づいたのです。

画像3

当初の目的と、旅の楽しみや目的地が変わることは良くあることですが、果たしてこれで良かったんだっけ?
と時々立ち止まって振り返ったり、今の生活、定期更新に固執する自分などを振り返ることも必要ではないかと思った次第です。

8.「クイズスレ」も、今後への心構えが必要

多くの方にとっての「note」や、私の「声優相撲」については、基本的には個人で好き勝手に投稿をしているものなので、頻度を落としたり、辞めたりするのも、本人次第という側面があると思います。

それでは、自分以外と協同しているコンテンツについてはどうでしょうか。例えば、私が毎週末参加している「クイズスレ」なんていうのは、半分私物化しているように見えるほど私の出題割合が高いですが、誰でも出題&参加OKというスタンスで一貫しています。
ですので、「クイズスレ」というものは、決して「私(Rx)のコンテンツ」ではなく、「不特定多数によるコンテンツ」という位置づけなのです。強調

《 クイズ企画の開催頻度について 》
2014年
 不定期開催(隔月目安)で復活
2015年 毎週・土曜深夜に定期開催(年末に掛けて出題者不足が深刻化)
2016年 毎週・金土曜夜の「週2」定期開催化(週1→週2)
(2017年以降は、週2開催が定着して現在に至る)

2016年に私がクイズを量産するようになって以降はひとまず「週2ペース」を維持できています。現状の体制で、無理なく続けられる範囲だからこそ、4年間「週2ペース」を維持できているものと個人的には評価しています。

そもそも、2015年春に「週1定期開催」とした時も、2016年夏に「週2定期開催」に変更した時も、『続けられなくなったら、頻度を落として仕切り直せば良い』といった声が大きい中での判断となりました。
結果的に、無際限に拡大することを目指さず、無理しすぎない範囲で拡大したからこそ、何とか5年間、「定期更新(開催)」を続けてこられたのだと思います。

画像3

ただし、何となく「それが当たり前」となってきた時に、不測の事態というのは起こるものです。それこそクイズスレの前身企画においては、

・いつもの場所(VIP板)で開催できるのが当たり前だと思っていた。
・毎日、どこからか出題者が登場するのが当たり前だと思っていた。
・毎日、誰かしらがスレを立ててくれるのが当たり前だと思っていた。
・毎日でなくても週に1回、月に1回なら続いていくのが当たり前……

などと、緩やかにではありましたが、「当たり前」「当然」と思われていたことを維持するのが難しくなっていき、その歪みを解決する方策が見つからないまま「8年足らず」で一旦、企画が終焉を迎えてたのです。

『奢れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者もつひにはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。』ではありませんが、ずっと続くと思われていた日常が、“ひょんなこと”から瓦解してしまうことが良くあります。

そして、一度が瓦解してしまった、或いは焦土と化した土地を復旧・復興していくことは決して容易でないことを思い知らされるのです。

画像4

もちろん、一度完全に途絶をしても、「クイズスレ」をまたやりたいという人が現れて、過去の蓄積を研究しながら、新たな一芽が生えてくる可能性はあります。

ただまあ、とりあえず今の状態を維持することの方が「労力が少ない」かなと判断して、何とかリセットされずに今の延長線上でソフト・ランディングする未来を目指していきたいなと思っている次第です。

画像5

こんなことを言うと、今年中にも「クイズスレ」を引退するのか!? などと要らぬ不安を与えてしまうかも知れませんが、そこまで短期的に引退することは考えていません。

一方で、例えば、1年とか2~3年といった中長期的なスパンで考えた時、今まで続けてきた様な熱量を掛けられなくなる事は十分に想定されますし、まだその危機が目前に迫っていない今だからこそ、そうした「不測の事態」に対する「備え」というか「心構え」だけでもしっかりと形成しておくべきではないかと感じた次第です。(漠然とした不安)

画像6

なぜ、こうして漠然とした不安を感じるのかと言えば、私一人だけでなく、不特定多数の参加者によって構成されるコンテンツだからであり、結局は、自分が解答者として参加したいと思うクイズスレが失われてしまうことへの不安なのだと思います。もちろん、

・前身企画が消滅した後みたく、また1からやり直せば良い
・今の常連が居なくなっても、また誰かが立ち上げてくれるさ
・続けるのがシンドくなったら、週1でも月1でも隔月でも続ければ良い

といった意見がある一方で、「楽観的過ぎる」ために、「心構えが出来ていない」と、いざそうした場面に遭遇した時にアタフタしてしまいそうです。

・◯◯が一段落したからクイズスレに戻ろうと思ったのに、終わってた
・◯◯な企画思いついたけど、クイズスレ終わっちゃったし…、一からスレ立てるの面倒だから良いや
・クイズスレそこそこ好きだったけど別に自分が復活させるほどでも無いや

みたいな未来になっては切ないんですが、実際、2010年代前半のクイズスレ(厳密には前身企画の末期)がそんな感じだったので、決して極端に悲観的な論ではなく、十分あり得る将来の世界線なのです。

色んな環境の人々によって「クイズスレ」が構成されているので、自分一人で開催しているコンテンツとは少し異なってくるという風に私は考えます。ここは人によって意見が変わると思うので、ご意見お寄せ頂けると幸い。

9.結局は「最適なペース」を掴むことが大事

結局は、自分にとっての「最適なペース」を掴んで、そのペースで「長く」続けることが大事なんだと思いました。ここで言う「ペース」には更新頻度だけでなく、分量(文字数や動画の長さ等)も含まれています。

そして、そのペース(キャパシティ)を超えてしまうと、少しずつにですが「疲労の蓄積」に至ってしまうのだと思います。(「定期更新」と「分量」を両立するのは大変なので、どちらかを犠牲にすることでキャパシティ内におさめることが多いかとは思いますが。)

画像7

キャパシティ的に、どの“ペース”なら無理なく続けられるか、どれ位の分量なら無理なく続けられうか、というのは個々人の環境や、それこそ(能力的な意味での)キャパシティによって大きく違うので、結局、繰り返しになりますが、「自分のペースを掴むこと」が大事だと思います。

⑥「note」 ・・・ 毎日更新には固執しないがやり繰りに工夫の余地
⑦「声優相撲」 ・・・ 日々の実況に過剰な負担。配分の見直しを
⑧「クイズスレ」 ・・ 週2に固執しないという前提を新記者にも共有

といった感じが、この2020年11月(起稿時点)での率直な方針です。今後、変わっていくかも知れませんが、ひとまず、現時点での思いを書き連ねさせてもらいました。今後どうなっていくのでしょうか、お楽しみに!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?