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「4コマ漫画始めました」地域通貨#南関東編

初めましての方も、いつも読んでくださってる方もこんばんわ、YELLTRON広報担当の鈴木です。noteを再開してから早1ヶ月が経ちました。より多くの人に書いた記事を読んでもらうことに苦労はしつつも、弊社BOSSの助言もあり、トレンドワードの活用とわたくしの拙いイラスト(今のところね)でどうにか喰らい付こうとしています。
note再開後はアイキャッチ画像に個性を持たせるために、手書きのイラストを選択したのですが、今回からは手書きの4コマ漫画にしてみました。段々と絵だけ上手くなっている気がしますが、上達の過程とともに記事の中身も覗いていただけると嬉しいです。

さて、今記事も引き続き日本全国に存在する地域通貨を紹介していくシリーズ企画をお届け。今回は南関東編です。

南関東民のあなたにはもちろん、地域通貨について知りたい方、地域通貨をお探しの方、南関東に旅行を考えている方にもお得な情報となっていますので、ぜひ最後までお付き合いください。


地域通貨とは何か

地域通貨とは、特定のコミュニティや地域で使えるお金、通貨のことであり、日本にはおおよそ650種類(※自社調べ)の地域通貨が存在します。

通常の法定通貨(日本円や米ドル等)と異なり、地域通貨は「人の感情に訴求する性格を有する」つまり「人や地域を支えたい」といった経済外活動を内包した通貨であるのが特徴です。

以前の投稿では「3分でわかる!デジタル地域通貨」と題し、地域通貨とは何か?について説明しています。詳しくは以下の記事をご覧ください。


南関東の地域通貨について

埼玉県飯能市のデジタル地域通貨-「Hello, againコイン」(実証実験中)

発行日:2022年
加盟店リストhttps://helloagain-coin.com/coin/shop/
利用可能エリア:埼玉県飯能市の加盟店
公式サイト:https://helloagain-coin.com/coin/

「Hello, againコイン」は、コンサルサルティング会社の株式会社シンカが『共感コミュニティ通貨eumo(ユーモ)』のプラットホームを活用して立ち上げた埼玉県飯能市のデジタル地域通貨です。

特徴は「ギフトの贈与」と「期限切れコインの再配布」

『Hello, againコイン』は、利用者が店舗や他ユーザーに「ギフト」としてチャージしたコインを贈れるのが特徴。サービスや体験に対して、感謝や共感、応援の気持ちをコインというカタチで贈ることができます。
この仕組みを活用し、緩やかな過疎化にある当該地への再来訪を促し、関係人口の増加と地場産業の支援が実現するかを実験中。シンカが目指す「持続可能な社会」実現への手法を模索しています。
実証実験は2022年9月28日~2023年1月3日の期間において実施しており、本格稼働に向けて取り組みを推進中です。

Hello, againコインは、「ギフトの贈与」ができる他、3ヶ月で期限を迎えるのも特徴です。期限を迎えたコインは、ユーザー間での共感を広げるためにも、再配布が行われます。
自身が使わなかったチャージは消えてしまいますが、ギフト金額に応じてユーザーへの再配布(90%)や、森林・水源保全に貢献する活動(10%)に利用されています。

このように「ギフトを贈る」「期限切れのコインを再配布できる」といったデジタル通貨の特徴を活かし、ユーザーの再訪問の意欲を刺激。より深く地域の暮らしの魅力に触れられる様々な施策も実施予定です。
これらを通して、「森と人が共生する日常」そのものの観光資源化、繰り返し訪れるビジターと地域の人との関係構築を図ることで、「持続可能な地域経済の好循環サイクル」の形成を行い、将来的には山間エリアを支える関係人口の増加を目指しています。

現時点では認知拡大と興味喚起に努める

本事業の代表幹事事業者である株式会社JTB川越支店が行う予定となっている飯能市山間エリアへのワーケーション誘致プロモーションとも連携、
WebページやSNSでの訴求やオンラインイベントなども開催し、地域の魅力や『Hello, againコイン』の活用方法などを発信することで、認知拡大と興味喚起に努め新規ユーザーの獲得を図っています。ユーザーにコインを使ってもらい、自然や人と触れ合って、地域を丸ごと味わってもらうことが狙いです。


神奈川県厚木市のデジタル地域通貨ー「アユム」

発行日:2021年
加盟店リスト:https://coin.machino.co/regions/atsugi/shops
利用可能エリア:厚木市の加盟店
公式サイト:https://coin.machino.co/regions/atsugi

続いて紹介する「アユム」は神奈川県厚木市がコミュニティ通貨サービス「まちのコイン」を展開する株式会社カヤックと協同で取り組むデジタル地域通貨です。
「まちのコイン」は使えば使うほど、人と人が仲良くなるコミュニティ通貨(電子地域通貨)サービスで、 地域内外の人のつながりをつくり、 良好な地域コミュニティ形成が期待できます。

テーマは「地域活性化」と「SDGsの自分ごと化」

この事業は、神奈川県がSDGsの達成を図るため、地域の社会的課題の解決に向けた活動に、ポイントを通じて、住民、店舗・企業の直接・間接的な参加を促し、地域活性化とSDGsの自分ごと化を図ることを目的に立ち上がりました。

2019年11月に鎌倉で実証実験を実施後、2020年2月に小田原市、2021年1月19日に鎌倉市で導入され、厚木市は3市目。
厚木市は、2008年に位置付けた市民協働元年を契機として、国際認証である*「セーフコミュニティ」の認証取得や自治基本条例の制定、市民ふれあい都市宣言など、市民・事業者・行政が一体となった市民協働によるまちづくりを展開してきました。SDGsの理念にも合致するこれまでのまちづくりを更に推進するとともに、SDGsの取組を通じてまちを活性化させるため「SDGsつながりポイント事業」を開始することにしました。

「まちのコイン」のゲーム感覚で楽しめる仕組みと、動機付けとなるポイントの獲得により、地域やSDGs活動参加へのハードルを下げ、市民の参加促進が期待されます。これまで23スポット(加盟店)が加盟し、「市街地美化清掃」や「吹きガラスの体験」などのポイント獲得と利用ができる予定です。

*「セーフコミュニティ」とは、1970年代にスウェーデンの地方都市で始まった「安全なまちづくり」の取組。


千葉県木更津市のデジタル地域通貨ー「アクアコイン」

発行日:2021年
加盟店リストhttps://www.kisarazu-aquacoin.com/
利用可能エリア:木更津市内の加盟店
公式サイトhttps://www.kisarazu-aquacoin.com/

最後に紹介するのは千葉県木更津市で導入されている電子地域通貨「アクアコイン」です。地方自治体である木更津市と君津信用組合、木更津商工会議所の連携により発行されました。

スマートフォンの専用アプリをダウンロードし、1円=1コインとしてアクアコインをチャージしたうえで、木更津市内の加盟店に設置してあるQRコードを読み取り、利用代金をキャッシュレスで決済できます。
アクアコインは、商店街など地域の中での消費活動を高め、資金の地域内における循環を促進するとともに、観光客等に電子地域通貨を使用していただくなど地域外からの消費を呼び込むことにより、本市域の経済の活性化を目指すものです。
また、ボランティア活動等に対し、市から「アクアコイン」を通じてポイントを提供し、地域における支えあい等を促進することにより、地域コミュニティの活性化も併せて目指しています。


CITYコインについて


私たち株式会社YELLTRONも、南関東は東京都品川区をホームタウンとする「総合型プロスポーツクラブ」しながわシティと地域 DX の取り組みに向けた、地域通貨として機能するファントークン「CITYコイン」の発行を行っています。

今年11月にはしながわシティへのスポンサードにより、デジタル化やDX(デジタルトランスフォーメーション)化を支援する「地域DX推進パートナー」に認定。しながわシティの地域通貨導入を基点(ハブ)として、品川区全体のDX化を推進していく狙いがあります。

WEB3の領域においてはオンラインとオフラインの垣根がありません。全てが日常的に接続する場所にYELLtumは地域通貨をもってコミットしています。今後は企業・自治体を含めたタイアップによるコインの拡大とクラブの認知拡大を図っていく予定です。

▼CITYコインについての詳細はこちらをご覧ください。


参考文献
埼玉県飯能市でデジタル地域通貨「Hello, againコイン」実証実験。抽選で2000円相当をプレゼント - トラベル Watch (impress.co.jp) (2022.09.28)
千葉県木更津市の電子地域通貨「アクアコイン」で木更津PR大使・氣志團 綾小路 翔さんの決済音を提供|株式会社アイリッジのプレスリリース (prtimes.jp) (2021.09.29)
https://www.kisarazu-aquacoin.com/new_common2021/pdf/panf.pdf


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