吉野家の新卒採用は何がまずかったのか

こちらのニュースについて。

なにが起こったのか?

  • ハーフの応募者が吉野家の会社説明会に参加申し込みをした

  • 「外国籍の方は参加できない」と吉野家の採用から連絡があった

なにが問題なのか?

私が一番問題だと思うのは
「本人に確認せずに、採用担当が勝手に判断し、説明会への申込みをキャンセルした」
ことかと。

この点に関しては記事内にも
「また、参加申込情報から外国籍と思われる方へは本来、まず連絡をすべきところ、連絡の過程において不備がございました。誠に申し訳ございませんでした。」
と記載があるとおりで、本当そのとおりだと思うので、改善頑張ってくださいという気持ち。

え、じゃあ外国籍の人が選考に進めないのっていいの?

良くはないと思います。
ただ、現場の声として、外国籍の方のフォローがめちゃくちゃ大変だったというのも聞いていて(日本語が読めないから対応しないといけない郵便物がわからなくてそのまま放置してた、とか)
そういう状況のなかで外国籍の方を採用するのは
お互いにハッピーなことなのでしょうか?という気持ちがあります。

(国籍にかかわらず働きやすくなるよう改善する努力は必要だと思います)

説明会にも参加できないっていいの?

良くはないと思います。
ただ、そういうところに入ってお互いハッピーなのか?っていうことはやっぱり懸念点としてありますよね。

現実問題、学歴フィルターとか、そういうのは存在することが多いです。
なぜ存在するのか、というのはその企業によって違いますが。
それはその企業の採用の方針なので。
いいとか悪いとかではなくてですね。
そういう方針の企業である、という事実と
そういう方針の企業に行きたいのか?というところのバランスを
考えることがポイントかな、と思います。

じゃあどうすればよかったの??

国籍で選考すすめる/すすめない という前提です。

採用担当的には、まず説明会への参加申し込み時点で外国籍と思われる人(ミドルネームの入力がある人?)には別途確認メールを送るようにする。
国籍の確認を個別にする。
国籍が日本なら説明会へ、それ以外ならお祈り。

もしくは説明会への参加は全員OKとする。
書類選考で上記条件を満たさない場合、お祈り。

実際どのくらい外国籍の学生からの応募があるのかわからないですが
私だったら、後者(書類選考でお祈り)を選択します。
理由はその方が国籍を条件にしていることがばれにくいから。

SNSや口コミなどですぐにこういう話は広がります。
やるならそういうリスクも考えないといけない時代になったんですね。

ただ、本来ならこういったことが起こらない
国籍によらず、お互いにハッピーな採用が実現するようになるといいなと思います。

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