精神的な傷と本能における隙のある考察


眠れない夜には

決まって嫌なことを思い出す

たまには楽しいことを思い出してもいいのに

楽しく楽しくて眠れなくたって構わないのに


僕は本能だとか体質だとか運命だとかコントロールの効かない方向に向かう話が基本的に嫌いなのだけど、たまにはやっぱり考える

面白いと思ったのは海女さんを女の人がやる理由

男の狩猟本能が取れそうで取れないものを諦められず、溺れる人が続出したからだそうな

女の人はあれは取れないなと水面に帰ってこれるのに、男は無理をしてしまうというお話

幹に戻って


僕らは心に傷を負っている

回復したとしても

今は目立たないとしても

心に傷のない人間はいない


先週僕は会社で怒鳴り散らした

嫌な気持ちが身体に残り、次の日もその次の日も頭から離れなかった

その次の日には忘れたけど


これを本能の話として無理やり僕なりに解釈すると

「大きな声を出すほどの危機が迫ったわけだから、しばらくの間は気をつけるように身体が覚えている」になる

嫌なことを覚えているのはそれは昔、怪我や病気や命に関わることに直結していたからではなかろうか

崖から落ちそうになって怖かったことは忘れてしまうと次には落ちる

心の傷として覚えておく必要があると

まあそんなところ

昔、嫌だったこと、何故か忘れられないのはそんな本能なんだな

あの時自分はかなり嫌だったんだなと

理解すると

少し心が楽になる気がしませんか?


嫌なことから一歩離れて

仕組みとして見つめてみる

なるほどあの時の自分よ辛かったなと

わかってあげる

そんな僕なりのセラピー


お金は取れない

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