成功者より、華のある人なりたい人は

華のある人は、受け取りまくっている人だ。あくせくと執着してガツガツ勝ち取るようなところがなくて、優雅にぽけっと座っていたら、幸運が向こうからやってきました、という顔をしている。そういう顔をしているから、ますます幸運がやってくる。

笑いたい時は笑う。泣きたい時は泣く。寝たいだけ寝て、食べたいだけ食べて、その日に着たいものを着て、恋をしたいだけする。なにげない日々の、目的をもたない行為でできた優雅さ - 色気といってもいい - または - 品といってもいい - が醸し出されている。

そういう人になるのに、本屋に平積みになっている成功の法則を読み漁る必要はない。

何か資格を取る必要もないし、セルフブランディングという名の檻の中に自分を閉じ込める必要もない。婚活も売り込みも早起きもする必要がない。満員電車なんて、もちろん乗らない。美人やイケメンである必要もない。

足りない何かを自分で設定して、それを取りに行くのではなく、ただ受け取る。受け取ることに一生懸命になる。「ありがとう」と微笑んで、受け取り続ける。受け取りまくるだけ。「うん、わかった」「はい、やります」「おもしろそう、あー楽し」ただそう言って、微笑んでいる。

そうすれば、ただそれだけで、華のある人になれます。誰でも。

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