どうして、こんなに

ひねくれものになったのかというと。

就職活動をしてたあの頃、
大企業を、いや、企業を、いや、もっといえば働く人たちを、
小馬鹿にしていた。どこかで。

何もできないわたしを仲間に入れてください。
成長したいので、育ててください。
そんな気持ちはどこにもなかった。

どうせ、大企業の人間なんて、それだけで調子に乗ってるんでしょ。
選民意識丸出しで、わたしなんて入れてくれないんでしょ。
どうせわたしの思い通りになんてならないんでしょ。

やっぱり、そうだった。
結局、そうだった。

その前は、親から与えられるものすべてが気に入らなかった。
顔もスタイルも髪質も、家のある場所も、強制された勉強も、
電車通学も、制服も、友達もなにもかも。

小学生の時、毎日痴漢にあい、つきまとわれたり公園で知らないおじさんにちんこをなめろと言われた。
一番モテたかった高校時代に、モテなかった。
お泊まり合コンや通学路で、友達が強姦された。
それで男が嫌いになった。

この世界は、そんな男どもが幅を聞かせている場所。
わたしは、男なんてものをいじめ抜きたい。
仕返しがしたい。

女だから、長女だから、この顔だから、この性格だから。
自分では選べないことで、損ばかりしてきた。
そう思っている。

世の中を見渡しても、社会の上層部は男ばかり。
いろんなイベントでも、登壇者は男ばかり。
ドヤ顔して並んでいる男ばかりの告知ページ。
その時点でもう、行く気をなくす。

あいつらは、自分たちがのさばっていることが当たり前だと思っている。
女性が虐げられていることに一切共感を見せず、
自分たちがのさばる世界が当たり前だと思っている。

だからわたしはもう、いやなのだ。
こんな世界に生きることが。
バカバカしくて、やってられない。


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