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動画撮影~編集でちょっとだけタメになるかもしれないお話

 フレームレート(fps)とは、1秒間に連続する画像枚数の事で、現在ではiPhoneなどの端末で撮影する際のデフォルトは30fpsである。60fpsも目にする数値だが、当然30よりも枚数が増えることによって滑らかな動きに見える為、高精細な4K動画に採用されている。その他にも細やかな動きを再現したいシーンなどに使用することがある。
 映画は長尺である為、フィルムの量やデータサイズへの影響を考慮して24fpsに落ち着いているらしい。
 撮影後に動画編集ソフトへ取り込む際に素材がすべて同じフレームレートで撮影されていれば特に問題ないが、編集のタイムコードは固定されるため、可能であれば予め撮影時に統一しておくべきである。24fpsの素材を30fpsのタイムコードに当てはめた場合、長尺になるほど音ズレ等の支障が生じる。
 ちなみに23.98fpsは24・29.97fpsは30・59.94fpsは60とほぼ同じなので一般用途においては何も気にする必要はない。

 よく見るFHD(1080p)とは、ピクセルアスペクト比に関わる数値で、世の中に地デジが普及してからWEB媒体等でもすっかりデフォルトになっている。
 1920×1080の縦横比率で撮影したデータを(変換~)編集ソフト~DVDにする過程の中で、HD(720p)もしくはDVDビデオフォーマット(480p)にサイズを落とす選択肢を迫られる場面があるが、せっかく高画質で録画されているデータをサイズの関係で画質を落とすのは非常にもったいない。
 世の中にBlu-ray Discが普及したあと、AVCHD(MPEG-4 AVC/H.264)というものがパナソニックとソニーにより策定されて、高画質のままDVDに残すことができる選択肢がある為、編集の際には基本的に1080pのまま取り扱いした方がよい。また今後さらに上位のXAVC(4K)が通常になるほどに4K端末が普及される頃には、1080pに落とすのはもったいないと言われる世の中になっているのかもしれない…


※独学の知識の為、若干の認識違いがある場合はご了承ください。

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