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体験コワーケーション(前編)。

こんにちは!エールラボえひめのディレクター、泉谷昇です。
3月も中旬になりました。3月は事業年度の区切りという方も多いと思います。「エールラボえひめ」も一区切りを迎えます。このコラムも次号とその次で最終号です。
 
過去3年間「エールラボえひめ」では、愛媛県内の様々な課題や話題について改善や相談、雑談などが行き交いました。その中でも「働き方改革」の話題は多く、具体的には職場のDX化、テレワークの推進、ワーケーションなどによるリフレッシュなど色々と実施されています。
 
相談に応える立場として、自らも積極的にワーケーションを取り込んでいまして、3/5から3/8の間、岡山県津山市にて3泊4日の行程で行われたコワーケーションプログラムに参加してきました。今号と次号で体験記をご紹介します。
 
そもそも「コワーケーション」とは「企業の合宿やオフサイトミーティング時に最適な滞在施設、研修・体験コンテンツ、そして必要な機材準備まで手配するコンシェルジュ型サービス」とのことです(ネット情報参照)。
 
似た言葉の「ワーケーション」は「テレワーク等を活用し、温泉地、国立公園など、普段の職場とは異なる場所で余暇を楽しみつつ仕事を行うこと」と、観光庁が定義しています。
 
松山駅から岡山県津山駅まで、岡山駅で下車し、列車に乗り換え約5時間で到着。今回の参加者は8名(男性4名、女性4名)でした。
内訳はコンサルティングに従事している方、地方創生に携わっている方、フリーランスでマーケティングなどをしている方、企画会社を営んでいる個人事業主、地域づくりに興味ある方など、性別も年齢も経験も専門もそれぞれ異なる8名でした。
 
そんな我々に課せられたのは、津山市に拠点を置くレプタイル株式会社、院庄林業株式会社、IKOMAロボテック株式会社への新事業アイデアの構想と提案。
 
3泊4日ですが検討時間は10時間ほどしかなく、かつ、互いに初対面でどう進めたらいいのか?それよりも前に、三社について全く知らない所からコワーケーションプログラムはスタート!
 
私は大手広告代理店から独立されたコンサルティング業務に携わるTさんと地方創生に携わっているFさん、地元の高専を卒業してスタッフとして参加してくれたSさんの計4人でIKOMAロボテック株式会社の担当になり、早速、工場見学へ出発。
 
IKOMAロボテック株式会社
http://www.ikoma-rb.com/
 
産業用ロボットを手掛けるIKOMAロボテック社は、従業員69名、年商18億円、社員の平均年齢は41歳。システムの企画設計から製造、メンテナンスまで一貫してできるのが特徴で、工場では激しく火花が散っていたり、産業用ロボットが動いていたり、大型クレーンが動いていたりしていました。私自身、産業用ロボットについて何も知らず、良い機会になりました。
 
肝心の課題は、働き方改革や事業展開など、色々ありましたが、IKOMAロボテック社側から参加してくださった担当者のトドさん(愛称)が直面している「オープンラボ」というプログラムの活性についてと決まりました。
 
「オープンラボ」とは、工場の2階にある一角で、そこには3Dプリンターや装置などが置いてありました。狙いは「オープンラボ」を拠点に子ども達らと一緒にものづくり体験や工場を身近に感じてもらおうと考えていたようですが、忙しさなどを理由に現在は停滞気味・・・。
そこへトドさんが「ラボ長」に任命されたの機に、新生「オープンラボ」を誕生させよう!となりました。
 
とはいえ、県外から素性の分からぬ輩が突然やってきて、散々こね繰り返した挙句、耳障りのよい企画はできたものの、その後は実施されない・・・という現実を多く見てきたので、「どうしたら、取り組みは持続&継続できるか?」まで、検討事項はたくさん挙がりました。
 
発表までの検討時間は10時間、それぞれの専門知識を持ち寄り、検討のセッション(即興)が始まりました。
 
次号は後編、紆余曲折を経て、どんな事業アイデアになり、提案したのか?紹介します。
 
エールラボえひめディレクター
泉谷昇

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