見出し画像

移住者と職(前編)

こんにちは、エールラボえひめの泉谷昇です。
12月も間近!理由もなく気忙しくなるのは師走という言葉だからでしょうか。年内に区切りをつけて、新年を迎えたいとい願いでしょうか?
 
先日「しまなみ海道」「ゆめしま海道」に1泊2日で行ってきました。目的は島の魅力資源探しで向島まで足を延ばしました。
 
行きは途中に大島で亀老山展望台から瀬戸内海を眺め、大三島では「離婚しようよ」で撮影をした大山祇神社を訪れ、参道ではキューバサンドで小腹を満たして因島土生港に到着。
 
因島土生港から生口島生名港へフェリーで渡り、弓削島に入り最初の目的地「しまでcafe」へ到着しました。
店主の村上さんとは数年ぶりの再会で、ココ大が弓削島で授業などをする際は真っ先に相談する方です。
現在はUターンで戻られた娘さんと一緒に「しまでcafe」を切り盛りされていますが、70歳を超えたとはいえ、元気さに変わりはありませんでした。
 
次は「ヴィダ・コン・ミエール(蜜のある暮らし/スペイン語)」という名のカフェを目指し、たどり着いたのは一見、普通の民家でしたが、中に入って驚きました。
店内は照明がなく、自然光が入り、ギャラリーのような雰囲気と静寂でした。席はテーブルが二つだけ、ここは愛媛?と疑いたくなるほどのセンスが溢れた空間でした。
メニューにはフィンランドの国民的詩人、ユーハン・ルードヴィーグ・ルーネベリ(1804-1877)の詩が記してあったり、移住者である店主のポリシーを感じました。
 
「ヴィダ・コン・ミエール」を後にして次に向かったのは「Kitchen 313 Kamiyuge」というベーグル店。
お店は「文化庁登録有形文化財」という100年以上前に建てられた祖父母の家をリフォームしていました。店主の宮畑さんは13年前に移住し、9年前に店をオープン。
伺った当日は偶然にもオープン9周年の日で記念のクッキーをいただいた他、宮畑さん自身の誕生日とも重なり、初対面だったのに色々と教えていただきました。
ちなみに、宮畑さんがベーグル店を始めたきっかけは弓削島にパン屋がなかったから。
 
宿泊は佐島にある「ねぎねぎ」という一棟貸しの古民家に泊まりました。
この「ねぎねぎ」、弓削高校生と一緒にリノベート中で、外観こそワイルドですが、中は広く8畳が3間、6畳が1間が襖で仕切られていました。
近くには「汐見の家」という古民家のゲストハウスもあり、「ねぎねぎ」と同じ工藤さんが管理していました。そして工藤さんも移住者。
 
夕食は「汐見の家」へ出向き、工藤さんや当日に宿泊している2名(お一人は日本一周をしている最中の方、もう一人は高知からイベント参加で宿泊していました。)と一緒に夕飯をつくり、食べる「シェアごはん」というサービスを体験しました(翌朝の朝食も汐見の家で一緒に作り食べました。)
 
戻ると既に22時過ぎ。就寝準備と思ったら蚊が飛んでいて蚊取り線香を炊くと、11月なのに夏のような香りが漂い夢の中へ・・・。
7人の方とお会いし、移住と職について大いに語らった初日でした。
二日目は次号に続きます。
 
エールラボえひめ・ディレクター
泉谷昇


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?