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それでもきっと、だいじょうぶ。【メンバーシップ特典】

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あなたがちょっとだけ安心して、生きやすくなる、1000字程度の記事をまとめたメンバーシップ特典マガジンです。様々な文献や知見を元に、人生のヒントやメンタルケアに役立つ知識をお届け… もっと読む
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#エッセイ

自分の失敗をうまく許せますか。

私たちは失敗したとき、自分を責めます。 「どうしてあそこで、あんなことしちゃったんだろう!」 「あんなこと言わなければよかった」 なんて何度も考えて、ひたすら自分がどうしようもないやつに思える経験は誰でもあるのではないでしょうか。 ですが、いったん距離を置いて考えたとき、私たちの行動のすべてが自分の意志によるものでしょうか? 能力はざっくり50%が遺伝によって決まりますし、受けてきた教育や、これまでの経験が大きなファクターとなります。 (格差と学業成績―遺伝か環境か ht

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全か無かの二極思考から抜け出すために必要な考え方。

私たちは健全なメンタル状態でいるとき、思考のバランスを保つことができます。例えば、誰かが自分を無視したとしても、「聞こえなかったのかもしれない」「忙しいのかもしれない」とニュートラルに解釈します。 しかし、認知の歪みが生じると、「あいつは私を嫌っている」「あいつは敵だ」といった極端な思考に陥ることがあります。このような歪みは、特に落ち込んでいるときに生じやすく、心が闇に覆われると、脳は「私はダメで愛されない」という自己否定的な考えを補強するための証拠を探し始めます。

自己肯定感が低いことのメリット

私は本「それでもきっと、だいじょうぶ」マガジンにおいて、自己肯定感(自尊心)を高めていくことで、生きやすくなるという趣旨の記事を多く書いてきました。 確かに自己肯定感が低すぎると、抑うつ的になって苦しむことは多いものですが、そうでなければ、自己肯定感が低いことそれ自体が悪であるというわけでもありません。なので今日はあえて、自己肯定感が低いことのメリットについて書いてみます。

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意外なストレスケアの方法

前回の記事で述べた通り、私たちが注意を払うべきは、持続的かつ長期的なストレスが続き、休息や必要な栄養が得られない状態です。 ストレスは、車で言えばアクセルのような働きをもたらします。常にエンジン全開でかっ飛ばした車は、そのうち故障したり、ガソリンが尽きて走れなくなるでしょう。

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ストレスは敵でも味方でもない

ストレスをなくしたい、ストレスの源となるストレッサーを消したい。そんな風に願う機会は多いのではないかと思います。 いまや、私たちの日常生活において、ストレスは避けられないものとなっています。仕事のプレッシャーや日常生活の課題、人間関係の複雑さなど、さまざまな要因が私たちをストレスにさらします。

できることを増やせば、人生も花開く。

あなたには普段の生活で、自分ができないからと人任せにしている、もしくは見て見ぬフリをして、できないままにしているようなことがあるでしょうか。 それはちょっとしたことです。あの換気扇の埃を払うこと、複雑なレシピに挑戦すること、家具の組み立てといった些細なタスクができない時、私たちの心に小さな挫折感をもたらすことがあります。その一方で、自分にできることを増やすことが、我々のメンタルに良い影響をもたらすことは見逃せない事実です。

やる気がないとき、タスクに取り組むなら。

何かを「しなきゃ」と思いながら、どうしてもできなくて、できない罪悪感に胸を痛める。そんな経験はないでしょうか。 聞いてはみたものの、誰にでもあることでしょう。そういう時に大切なのは、自分を奮い立たせる方法を見つけることです。やる気がない時にも効果的なアプローチはあります。

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自分は重要な存在じゃないという勘違い。

自分と偉大な人を比べて「私なんて……」「僕なんて……」という思いに駆られていたりしないでしょうか。たとえば、世界的に活躍するスポーツ選手、今をときめく芸能人、経営者……彼らと比べたら自分なんて大した存在じゃない、という思いに駆られていないでしょうか。 私たちは時折、自分自身を他人と比べて劣っているように感じることがあります。この感覚は、社会やメディアの影響からくるものかもしれません。しかし、そのように自分を重要じゃない、全く社会に対して影響力を持たないという思いは大きな誤解

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完璧じゃなくてもあなたには価値がある。

いつも自分の足りないところを探して、「もっとこうだったらいいのに」とか、「ああなれば完璧なのに」と嘆いていないでしょうか。 目標を持つことは大切ですが、だからといって、目標を達成していない今のあなたが、劣っているということではありません。そのように考えて、自分を認め受け入れることを先延ばしにするのはあまり良いことではありません。

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感謝はあたたかいうちに相手へ届ける。

 あなたは誰かに感謝や尊敬の念を抱いたら、それをすぐに相手へ伝えているでしょうか。「後で伝えよう」と胸のうちにしまって、そのまま忘れてしまったことはないでしょうか。  私たちの日々の生活には、多くの人々が関わっています。家族や友人、同僚や知人、お店の店員さんなど、私たちの生活は多くの人々に支えられています。そして日々の当たり前の生活の中であっても、助けられたり、支えてもらったりすることに感謝や尊敬の念を抱くタイミングは必ずあるはずです。

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仕事を愛していれば、自分も周囲も幸せになれる。

 言うまでもなく、大人は社会人になると日々の大半を仕事に費やします。それは体や心が健康である限り無限に続きますから、これを苦行と思ってしまうと、人生そのものが楽しめなくなります。  楽しくない仕事をするとき、私たちはその時間を耐え忍んで、ただひたすら時間が早く過ぎるのを願いますよね。すべてが義務的になり、成果や人間関係にも影響を及ぼします。そしてなんとか仕事を忘れようと、お給料の使い道や、仕事が終わったら何をするかといったことに意識を向けようと苦心します。  本当はそうい

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「今」を生きる。

 私たちの思考は、せわしなく未来や過去に行ったり来たりしています。思考に耳を傾けると、明日アレしなきゃ、来月のアレが楽しみだな、昔、アレが楽しかったな、アレをまたしたいなあ……。  と、過去や未来に思いを馳せるばかりで、今現在感じていることに対する感想がほとんどないことに気づくのではないでしょうか。

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コントロールしようとしてくる人に従う必要はない。

「こちらの罪悪感をあおって、悪者にすることで、コントロールしようとしてくる人」と聞いて、思い当たることはないでしょうか。  そういう人は、あなたが何かをしてくれなかった時や、自分の思い通りに物事が進まないと、「気が利かない」「あなたには思いやりがない」「わざと傷つけようとしたのでしょう」などと言って責め立てます。  なぜそうするのでしょうか。意識的であれ、無意識であれ、そうすることであなたを謝罪させ、優位に立ち、自分のやり方に従わせることを狙っています。

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「ありがとう」を自分にも。

 人から優しくしてもらった時や、助けてもらった時に「ありがとう」と口にする方は多いと思います。  けれども、その感謝を自分に向けたことはありますか?  何かしなければならないことがある時に、「~をしなきゃ」とか、「~をしなければならない」と自分を追い詰めていませんか。  また、それが出来たとしても、自分を褒めず、「こんなことぐらい、できて当然」のように流してしまう。そんな風にしていないでしょうか。