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読書・マンガ感想

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読書体験文やマンガの感想などをまとめます。
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#エッセイ

ハロウィンに読みたい!🎃 おすすめの絵本

福岡フェス中ですが、今日はお休みしてハロウィンに関する記事です。 前書き  私はあまり紙の本を買わないし、買っても読み終わったら売っている。  理由はひとつ。コスパである。  私は昔、書痴で、部屋中に天井までとどくような本棚を置いた書斎を作りたかった。実際問題、一人暮らしを始めてからは本棚がいくつも置いてあって、賃貸の床が抜けるのではないかと危ぶむほどだったが、「床など抜けてなんぼ」とよく分からないことを考えていた。  でもある日、引っ越しをしようとしたら、本を詰め

【読書体験】3回泣いた瞑想サクセスストーリー|スタンフォードの脳外科医が教わった人生の扉を開く最強のマジック

※ネタばれへの配慮はありません。気にする方はご注意ください※ ※読書体験と銘打ってる通り、感想です。本の紹介は最低限しかしません※  ちょっと瞑想に興味が湧いている今日この頃である。  それで何気なくサンプルを読み始めたその本は、脳神経外科医である著者が、4歳の少年の脳外科手術に挑むシーンから始まる。  非常に難しい手術である。少年の母親が、家族が、手術の成功を祈って待っている。  読んでいくうち、なんとなく母親の気分に同調する。  彼を始めて腕に抱いた日、80億人も

【読書体験】そうだ、インドに行こう|汝、星のごとく

※はっきりしたネタバレはありませんが、ネタバレへの配慮はありません。気にする方はご注意ください※ ※読書体験と銘打ってる通り、感想です。本の紹介は最低限しかしません※ 「汝、星のごとく」凪良ゆう  タイトルと著者名の組み合わせから漂ってくる、文章センスの高さが際立っている。いつまでも口の中でつぶやいていたいようなタイトルだ。  あらすじを読んで、あまり自分には合わなさそうだと思い、いったんは買うのを避けた本である。よくある物語で、私には心に引っかかるものが何もない。

【読書体験】『言語沼』という物語

 「ゆる言語学ラジオ」というYouTubeチャンネル、ないしPodCast番組をご存知だろうか。  インターネット芸人を自称する衒学者の堀元さんと、堀元さんのファンだった言語オタクの水野さんという男性二人が、言語学についてゆるく楽しく軽妙なトークを繰り広げるチャンネルである。  私はとにかく知識を得るのが好きな方なので、およそ1年以上にわたり、YouTubeでこのチャンネルをウォッチしている。  もしこの説明を聞いて興味が湧いたら、以下の動画が初心者向けなはず、なので見