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読書・マンガ感想

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読書体験文やマンガの感想などをまとめます。
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#読書記録

【読書体験】3回泣いた瞑想サクセスストーリー|スタンフォードの脳外科医が教わった人生の扉を開く最強のマジック

※ネタばれへの配慮はありません。気にする方はご注意ください※ ※読書体験と銘打ってる通り、感想です。本の紹介は最低限しかしません※  ちょっと瞑想に興味が湧いている今日この頃である。  それで何気なくサンプルを読み始めたその本は、脳神経外科医である著者が、4歳の少年の脳外科手術に挑むシーンから始まる。  非常に難しい手術である。少年の母親が、家族が、手術の成功を祈って待っている。  読んでいくうち、なんとなく母親の気分に同調する。  彼を始めて腕に抱いた日、80億人も

【読書体験】そうだ、インドに行こう|汝、星のごとく

※はっきりしたネタバレはありませんが、ネタバレへの配慮はありません。気にする方はご注意ください※ ※読書体験と銘打ってる通り、感想です。本の紹介は最低限しかしません※ 「汝、星のごとく」凪良ゆう  タイトルと著者名の組み合わせから漂ってくる、文章センスの高さが際立っている。いつまでも口の中でつぶやいていたいようなタイトルだ。  あらすじを読んで、あまり自分には合わなさそうだと思い、いったんは買うのを避けた本である。よくある物語で、私には心に引っかかるものが何もない。

【読書体験】癖は強いが面白い。|死なばもろとも(著:ガーシー)

 私は芸能界のゴシップにあまり興味が無いので、東谷義和さん、いわゆる「ガーシー」さんが配信した動画を見たことがない。正直言って、ほとんど何も知らないと言っていい。  しかし、アテンド、アテンダーという言葉を聞くと、少しドキッとする。  昔、インフラエンジニアとしてデータセンターに誰か伴って入館することを「アテンドする」と呼称していたからだ。私の人生で、アテンドという言葉を他のシーンで使ったことは無い。  そもそも英単語の「attend」は以下のような意味だ。  本来的

【読書体験】大好きなイチオシファンタジー|ドラゴンの塔

 好きすぎて自分に刺さりまくっている本に関して話すのは難しい。  あまりにも前のめりに読みふけってしまうと、今まで書いてきた読書感想のように、一歩引いた目線で書くことができない。  私は、主体性を持って生きていく気の強い女性主人公が好きだ。  私は、気難しいけど、どこか憎めない不器用な男性キャラクターが好きだ。  私は、濃密に幻想世界を想起させるハイファンタジーが好きだ。  そんな彼らの恋愛・冒険活劇がこれでもかと詰め込まれているのがこの本、『ドラゴンの塔』である。