どノーマルQAはどこへ行くのか
こんばんは。あじゃてくオーガナイザーのうへのです。あじゃてくアドベントカレンダー の12/18は、2020/9/16のあじゃてくminiでお話しした「どノーマルQA」のその後についてお話します。
どノーマルQA爆誕!!
Episode0の開催に先駆けて、2020/9/16 に「あじゃてくmini#0 僕らが伝えたいあじゃてく」を開催しました。その際に、普段テストや品質に関するお仕事に携わっている立場から、「どノーマルQA」というちょっと煽り気味のトークをさせていただきました。
このトークでお伝えしたかったことは、QAはプロダクトの品質を守るために必要なすべてのことをするべきであって、テスト設計とかテスト実行といった作業にとらわれすぎてはいけない、もっと広い世界があなたを必要としているということでした。
この主張は今も変わっていません。特に9月から12月にかけて私はまさにどノーマルQAであることを求められていました。最近のスクラムチームでは、ビジネスサイドの方も品質に深い理解があるため、彼らと議論しながらプロダクトの価値を守るための活動を定義し推進するというお仕事が非常に多くなってきたと感じています。それは今までの「テストを頑張っています!」という作業にフォーカスした意識とは異なり、「プロダクト」を相手にするという全く別次元のやりがいです。まさにQA冥利につきるとはこのことです。
どノーマルQAはどこへ行くのか
どノーマルQAが爆誕したのは喜ぶべきことですが、9月の時点で考えが及んでいなかったことがあります。それは「品質を語れるチームを育てていく」という視点です。どノーマルQAだけでは開発者に喧嘩を売る事はできるかもしれませんが、もう一人どノーマルQAを育てることはできません。ましてやチームを育てることはできないのです。どノーマルQAがいくらできる人でも、一人の力はチームの力には及ばないでしょう。どノーマルQAは、いずれチームにテストや品質に関するコーチ、ファシリテーターとしてふるまえるようになって初めて、次のステップに進めるのではないかと、最近考えるようになりました。この辺りの話はまたいつかお伝えしたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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