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I'm thinking ...

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「Thinking」では、 日常生活で感じたこと働いていて考えたことなど ひとりごとを書いています。
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2021年1月の記事一覧

最初にブルーを選べば誰ともかぶらないでしょ?

ある女の子の話です。 彼女は少し泣き虫でした。くりくりした目に大粒の涙を溜めて、この世の終わりぐらい悲しそうに泣く姿は彼女のお兄ちゃんそっくり。 でもそんな泣き虫ガールを卒業すると、女の子特有の社交性を発揮し、あっという間に「見て聞いてガール」になっていました。 ある日、好きな色の話になりました。 1人の女の子が「ピンク」と答えると、まだ幼稚園生だった彼女は「ピンク好きだけど、幼稚園ではブルーって言うの」と答えたのです。 どうして?と僕が聞くと、彼女は少し勝ち誇った

父と僕を繋いださくらんぼの詩

昨夜Twitterを見ていると馴染みのある名前が目に飛び込んできました。 閉まっていた感情が一瞬にして蘇って、感情を言葉にせずにはいられませんでした。 父の書斎にはお菓子BOXというものがありました。 高い本棚の上に置いてあるため僕や妹の背では届かず、それはそれは特別輝いて見えました。 ご飯ができて父を呼びに行ったり、母に頼まれて何かを渡しに行った時、にやにやしながら箱を指差しせがみました。 父がくれるお菓子はチョコレートやクッキーなど甘いものが多かったのですが、常

あの頃の「また明日」が教えてくれること

大学生の頃、約1年間の留学をしていました。 高校受験も大学受験も自分の思い描いた通りには行かず、人生において成功体験がなかった僕は、自分の考えや行動、未来に対しても希望が持てませんでした。 今思い返すと少し笑ってしまうくらい、とにかく自信がない学生でした。 そんな学生が、教授から聞く"留学"に憧れや幻想を抱き「行ってみれば?」を完全に間に受けたのです。 日本から出たくない意識も、片時も離れたくない相手もいませんでした。人に対してどこか冷静だったからだと思います。 行

大人でも子供でもない君へ

新成人のみなさまおめでとうございます。 タイトルに棘があったらすみません。変な意味はなく、6年前の僕が思っていたことなんです。 20歳になった途端、大人は言います。「大人になったな」と。でも急に大人になったりはしません。 少し天邪鬼なことを言いますね。 大人の定義が分別がつくことであるならば、20歳より前に大人になっている人もいるでしょう。 大人の定義がお酒が飲めることであるならば、50歳になってもお酒が飲めない人は大人じゃないのでしょうか。 めんどくさいことを言

明けない夜も年もないんですね

あけましておめでとうございます。 とても長い間書いてなかったように思います。 書くのを義務化したら辞めたくなってしまう、そう思ったので自由にした結果、やはり忙しさを言い訳にしてしまいました。 今年は何か目標を掲げて、更新を習慣化しようと考えております。 もう少しだけ言い訳にお付き合いください。 お声をかけていただき職を変えようか悩んでいました。 職を変えると言っても、業界は同じで立つ場所が変わるイメージです。 結論から言うと、今の会社に残ることを決めました。