推しは推せる時に推せ。
「RAGFAIRの音楽室」の配信が決まった。なぜか発表前に日時も作品名も知ってしまっていたことはさておき、喜びの勢いのままこの記事を作成している。
そもそも、Twitterに突如降って湧いたワニに「お前は誰だ」と思われていそうなので、自己紹介を含めRAGへの愛をつらつらと書いていこうと思う。旧メンバーのお話もさせていただきます。
前記事で書いたように、RAGFAIRは私が生まれて初めて好きになったアーティストである。きっかけはNHKのどれみふぁワンダーランドという番組だった。いつかどれワンだけでブログ記事を一本書きたいとは思っているが、あの番組こそ私の原点であり私の全てのきっかけとなった番組である。ほとんどテレビを見ずに育った私にとって、初めて見たアーティストがRAGFAIRであり、初めて知ったポップスは60〜80年代の洋楽だったり昭和歌謡だったりした。好きな曲は「個人授業」とか「プラウド・メアリー」と答えていた小学5年生。今考えると笑えてくる。偏っているにもほどがある。
そんなわけで、どれみふぁワンダーランドでRAGFAIRを知った私は、後になって「恋のマイレージ」やらを知るという少しイレギュラーな順番を取っていた。とはいえ当時はまだ小学生、自分からRAGの曲を知って円盤を集め始めたのはそれからだいぶ経ってからのことであり、その頃にはもう加納さんは脱退されていた。
地方に住んでいることを言い訳にはしたくないけれど、学生という身分も相まってそれは確実に足枷の一つで、いつか見れると思い続けたRAGFAIRのライブはなかなか見ることが叶わないままだった。TwitterでRAGアカウントを作ってファンの方と交流したいと思ったこともあったけれど、ただでさえジャンル別にいろいろとアカウントを作っていたのと(エゴサの鬼がいることをわかっていたのとで)なんとなくここまで来てしまっていたのだ。
声を大にして、アカウントも作って応援しようと思ったきっかけは、やはりコロナだった。
オタク友達との間で「推しは推せる時に推せ」という話をよくしている。今回ほどこの言葉を痛みとともに噛み締めたことはなかった。気が狂いそうな忙しさでライブやらTwitterどころではなかった昨年を無事に乗り切って、さあ今年はライブやイベントにたくさん行くぞとチケットを取り始めたところでこれだ。
コロナに学んだという言い方は悔しいのであまりしたくはないが、コロナ禍の状況で考え直すことは非常に多かった。RAGはこの状況でも歌を続ける決断をしてくれたばかりか配信まで始めてくれて、こんなに嬉しいことはなかったけれど、この状況下で活動を停止したアーティストの方もたくさんいらっしゃる。そして、規模が小さいとはいえそれは私もそうだった。
私は学生だが、小さくとあるユニットを組んで活動していた。別に解散したわけではないので過去形にする必要もないのだが、予定していたコンサートは全て中止、活動も中止、残念ながら暗黙の休止期間だ。そして、このメンバーしかいないという強い気持ちで活動を始めてもう何年にもなるけれど、特にこういうことがあると考え方の違いのようなものも顕著に現れて、グループ活動の大変さを噛みしめる事態となった。
私はまだ趣味の範疇だからいいものの、これを生業とされている方の大変さと不安は計り知れないだろう。何かしたいと思っても(銀行口座を教えて欲しいとは常々思っているがそれは置いておいて)、ライブに行くことも、グッズをたくさん買うことも、イベントに行くことも、そのほとんどが叶わない今、やはりちっぽけな私に今できることは「好きなもの、素敵なものを声を出して発信していくこと」だと痛感したのである。
どれワン、そしてRAGFAIRに出会った頃から早くも約10年経った。そして、RAGFAIRも形を変えた。それでも、私がRAGFAIRと初めて出会ったあの頃から変わらず彼らは音楽を届けてくれているし、私がRAGの作り出すものから感じる魅力もあの頃から変わらない。
去年の11月にWe!プレ会員限定で行われたライブの時(前述の通り私は行けなかったのだがFC動画でMCの一部を配信してくれた)、二日目のMCで礼央さんが口にした言葉がすごく印象に残っている。会員限定のものだったのでここには書かないが、それは、グループの形は変われども私がずっとRAGFAIRを好きな理由だと思うし、礼央さんがニコ生で語っていたようにそれこそがRAGの強みであり魅力だなと感じている。
私は、6人のRAGが好きだ。
6人のRAGでRAGを知ったし、RAGの曲や映像作品、大好きなどれワンには大好きな6人の素敵な姿が残されている。
私は、5人のRAGも好きだ。
加納さんの脱退を受けて5人で航海をする決意をしてくれたRaggageの舞台が大好きだし、RAGFAIRだよ!全員集合で自然体な姿をたくさん見せてくれた5人のRAGには思い出もたくさんある。
そして、4人のRAGも大好きだ。
別に加納さんとおっくんがいた6人の時に比べてとかそういうことではなくて、順位なんか何もなくて、それが「RAGFAIR」だから私は好きなのだ。それが彼らのすごいところである。形は変わっても、彼らの作り出す世界は唯一無二の「RAG FAIR」の世界なのだ。普通に配信をやろうとしているのに、なぜか毎回何かしらの事件が起きてしまう4人が好きだ。もちろん、サポートメンバーとして素敵なハーモニーを作ってくださっているKWANIさんとDaichiさんも大好きだし心から感謝している。
そんな彼らが、かのどれみふぁワンダーランドからヒントを得た配信をするという。なんてことだ。きっと、この上なくRAGFAIRらしいRAGFAIRが見れるのだろうと思うと今からワクワクが止まらない。
彼らを広めることがファンの使命だなどという大仰なことを言うつもりはない。
ただ、彼らの作る音楽と、彼らの作る空間の楽しさやおもしろさを知って欲しいし、こんなご時世だからこそきっと彼らの暖かさを必要としている人がいると思うから、誰かに見つかれ!という気持ちで、私は今日も楽しくRAGFAIRをひっそり布教している。
「推しは推せる時に推せ!」
後から「行っておけばよかった」を繰り返している私の二の舞になって欲しくないので、最後にがっつり宣伝。
8/29(土), 17:00〜 「RAG FAIRの音楽室」なるものが配信されます。
なんとお値段1,800円!
そしてその前後には見所紹介?みたいなYouTube配信もあるそうですよ。こちらは無料!なんてこった。
RAG FAIR興味が出てきたあなたはまずこちらをクリック。同期のINSPiと素敵な企画をやってるよ。これこそ全世界に気づいて欲しい。粋で実力のある最高にカッコイイお兄さんたちなのだ。
きっとただ歌うだけじゃない、ただハモるだけじゃない、魅力たっぷりなRAG FAIRの世界を、どうぞあなたも味わってみませんか。
https://www.ragfair.jp/posts/9462893
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