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非認知能力〜誠実性〜

こんばんは。
月に1度のnote。月に1度のだと習慣に出来ないから逆に続けるのしんどい説が浮上。ただアウトプットの場はとても大事なので、頑張って続けます。

今回は教育心理学の領域、非認知能力。
非認知能力とは、認知能力ではないものを指します。
認知能力…勉強とかIQとか数値で測れるもの。
非認知能力…テスト等で数値化できない内面的なスキル

非認知能力の種類

・誠実性・やり抜く力・自制心・自己コントロール
などのことをいう。
あまり聞かないかもしれませんが、現段階の教育においてかなり重要な立ち位置にあると思います。
多くの研究により、非認知能力でその人の寿命、生涯年収、幸福度、健康年齢、犯罪率、アルコールや薬物依存症率などを予測できることが明らかになってます
大学院時代に教育心理を学ぶ中でこの領域に面白さを覚え、たくさん論文や本を読むようになりました。
今回は非認知能力の中の、誠実性について考えていきます。

誠実性

誠実性…自分の衝動を社会の規範に沿って適切にコントロールし、課題や目標に向かって行動を取る傾向

誠実性は「NEO-FFI」や「TIPI」などで測定出来ます。興味ある人は調べてみて。色々面倒くさいと思いますが笑笑

まず、誠実性の高い人はどんな特徴を持つか↓
①規則正しく勤勉
②先を見越して慎重な意思決定をする
③責任感を持って計画的に物事を進める

誠実性は遺伝が40%、環境が60%と言われています。行動遺伝学研究と呼ばれる領域で明らかにされてますが、ま、数字さえ別れが良いでしょう。
つまり誠実性は伸ばす事が可能と言う事がわかります!

誠実性の意味

誠実性の研究で明らかになってる事↓
誠実性が高いと、
・喫煙率が低い
・寿命が長く、成人期のキャリアが充実
・50歳時点の記憶と言葉の流暢さが良い
・アルツハイマー認知症の発症抑制
・離婚率が低い
などです。
非認知能力は驚くべきものまで予測できます。
50年以上何千人も追って継続的に研究を行ってる例も多いです。
教育心理学は今の学校教育に反映されない理由が分からない…と感じながら働いてます笑
大きい組織は変化を嫌うから何年も何十年もこのままなんだろうな〜😓

誠実性の向上

誠実性は大人では伸ばすのは難しいのに対し、子ども、特に10歳以下は向上が著しいことが分かってます!
簡単に方法を載せると、
①アクティブラーニングのような活動的な学習を行う事
②社会性を養う機会をたくさん与える事(対人関係、責任感などを伴う活動)
です。

幼少期にたくさんこのような機会を与えておくと、雪だるま方式でどんどん延びていく事が分かってるので、子育て中の方は是非実践してみてください😁

まとめ

教育ってとても難しい。方法を簡単に載せたけど、これを実践するのは簡単じゃない。ただ、迷った時は教えるんじゃなくて、楽しむって事を忘れちゃいけない!
教える教える教えるーーで子どもも大人も悩んじゃう事があるけど、大人が楽しんでれば子どもも楽しい。
とにかく愛する事。そうすれば必然的に①アクティブラーニング的な活動が取り入れられ、②社会性を養う機会が増えていきます😁

生徒や子供を愛してる親や教師は、自然と非認知能力の育成が出来てると思います!!

さて、今日は祝日㊗︎
明日からまた仕事。生徒が将来幸せに、健康で生活していけるように、自分自身楽しんで仕事してきます💪🏽
余裕を持って仕事します✌︎

頑張ったーーーーーー!
また、来月👋🏽

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