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「挫折と努力」 2年 中村恵杜

こんにちは。
横浜市立大学サッカー部2年の中村恵杜です。日頃から弊部を応援して頂きありがとうございます。



現在私は休学中で、メキシコでプロサッカー選手を目指しています。前半を去年書いた投稿からリーグ前半戦までの振り返り、後半を今のメキシコでの活動となぜメキシコに来てまでプロを目指しているのかを話させて頂きます。かなり長くなると思うので、時間がありましたら読んで頂けると幸いです。



まず、去年書いた投稿を見直してみて、自分やチームが後悔しないように日々の練習から強度を高くしていきたいと書いていましたが、いざ振り返ってみると、夏場になるにつれてだらけていた気がします。暑さの問題で厳しいこともありましたが、何よりもリーグ戦で勝てない時期を過ごしていたことも原因だったと思います。リードしていた試合、競り合っていた試合を落とすことが多く、チームの自信がなくなっていたようにも感じます。こういった試合を落とすのはCBとして気を引き締めさせて最後まで守り切るといった気持ちに至らすことが出来なかった自分の力不足だと思い、悔しい気持ちでした。



リーグ後半戦、私はメキシコにいたのでわかりませんが、夏に行われていた合宿、関甲信の影響もあって勝ち越していたと思います。そのことも相まって、余計に前半戦自分がいたときに勝てる試合を増やせていたら、リーグ戦の順位ももっと上に行けていたと思うと、本当にチームに申し訳ないなと思いました。そんな不恰好な形で自分はメキシコに行きました。



ここからはなぜメキシコでプロを目指しに行ったのか、そしてここまでの活動を話させて頂きます。まずプロを目指した理由としては、前の投稿でも書きましたが、ワールドカップを生で観た影響です。大舞台で躍動する選手たちを観て、小さい頃夢見たプロサッカー選手をまた追いかけたいと思いました。また、メキシコのハーフでもある私にとって、メキシコ代表は憧れでした。もう年齢的にも今がラストチャンスだと思い、メキシコでプロを目指す形になりました。



8月上旬に到着して、最初の1週間は父の協力のおかげで2部のチームに練習する機会を頂き、プレー次第では入れさせてもらう絶好の機会を頂きました。しかし、高地の影響もあり、コンディションが上がらなかったこと、そして何よりも練習についていく強度と技術力が全然足らず、チームに入ることはできませんでした。悔しかったことは勿論のこと、それ以上に自信を失いました。少しでも通用すると思っていた自分の考えが浅はかだったと思い知らされて、逃げたくなりました。



それでも、そんな状態の私を変えてくれる機会が訪れました。2部のチームのコーチが平日の朝は毎日クリニックをしている事を教えて頂き、参加させてもらいました。ここでは技術を磨く練習が多く、更に隣に筋トレ場があり、一人のトレーナーにお願いして、トレーニングを教えてもらう事になりました。私の欠点であった技術力とメキシコでやっていくための強度を鍛えられる好機が巡ってきました。そこで練習を重ねていけば必ずチャンスが巡ってくると信じて、そのコーチとトレーナーの元、努力し続けることを決めました。



日を重ねるごとに失くした自信を少しずつ取り戻すことができました。そして、ここにいることで色んなチャンスを頂きました。他に来ているトレーニング仲間から社会人サッカーのようなものに誘って頂き、試合を積ませてもらいました。そして10月下旬、同じくトレーニングに来ている私と同年代の子に、その子が所属している3部のチームに練習会に参加させてもらい、プレー次第では入れさせてもらう機会を頂きました。8月と似た状況で少し緊張しましたが、何よりもここまで重ねてきた努力があり、自信を持ってプレーすることができました。その結果、チームの入団を認めてもらう事が出来ました。そして現在そのチーム、COYOTES NEZA A.C.に所属するに至ります。



これからに関しては、3月までそのチームに在籍して少しでもチームが上の順位に行けるように頑張ろうと思います。個人としては給料のある2部以上のチームに入ることも目標ではありますが、何よりも途中から入った私を手厚く歓迎してくれたチームへの義理を含めて、今まで以上に頑張っていこうと思います。また、なんの根拠もなく、自分勝手なお願いにも関わらず、協力してくれて、行かせてくれた家族、応援してくれた友達とサッカー部の皆には感謝しかありません。少しでもメキシコで活躍して恩返しできるようにしていきたいです。


最後になりますが、今この投稿を読んでくれている方で、サッカー部に入ろうか迷っている方がいましたら、ぜひ入ることをお勧めします。私が言うのもなんですが、このチームの雰囲気は他では感じられないほどの結束力はあると思います。学年ごとに個性があって面白いです。少しでもサッカーをやりたい気持ちがあるとしたら、1度練習参加にきてその雰囲気を感じて頂けると幸いです。雰囲気の良さは保証します。



ここまで長くなりましたが、ご覧頂きありがとうございました。今後とも弊部の応援の程よろしくお願いいたします。また自分からも横浜市立大学サッカー部の活躍を心から応援しています。



2023/11/29
国際教養学部 2年 中村恵杜

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