露出(明るさ)を意識しましょう
露出とは?
カメラやスマホで写真を撮る人は、「露出」という言葉を一度は聞いたこto
があると思います。
写真撮影において、露出は写真の明るさを決める非常に重要な要素です。
今回は、そんな露出について、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
【光を水に例えてみよう!】
露出を、もっと身近なもので例えるならば水です。
そして皆さんが撮影する1枚の写真をコップに例えてみます。
コップの水で露出を考える(図1参照)と
・コップが水でいっぱい: 写真全体がちょうど良い明るさ、つまり適正露出
の状態です。
・コップの水が少ない: 水が少なすぎる(=光が足りない)と、写真が暗く、
アンダー露出になってしまいます。
暗い部分が潰れてしまい、きめ細やかさが失われてし
まう「黒つぶれ」が起こることもあります。
・コップから水が溢れる: 水が多すぎる(=光が多すぎる)と、写真が明るす
ぎ、オーバー露出になってしまいます。
明るい部分が白く飛んでしまい、きめ細やかさが
失われる「白飛び」という状態です。
・水がコップ一杯(水色の範囲内):適正な明るさ(露出)
・水がコップいっぱいじゃない(緑色の範囲):暗い写真
・水がコップから溢れる(赤色以上):明るすぎる写真
【なぜ露出が大切なの?】
写真撮影では、このコップの水量、つまり露出を常に意識しながら撮影することが大切です。
なぜなら、露出によって写真の印象が大きく変わるからです。
例えば、夕焼けを撮影する時、明るすぎる露出にしてしまうと、夕焼けの美しいグラデーションが失われてしまいます。
逆に、暗すぎる露出にしてしまうと、夕焼けの雰囲気が伝わりません。
【まとめ】
今回は、写真における露出について、光を水に例えて解説しました。
露出を理解することで、より意図した写真が撮れるようになります。
次回以降も、写真に関する様々な技術をわかりやすく解説していくので、
ぜひ参考にしてみてください。
次回:「写真でいうF値とは何なのか」
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