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変化を楽しむ~医療系事務職員の仕事~

こんにちは、長 幸美です。昨日28日に仕事納めで、今年もあと3日・・・皆さま、如何お過ごしでしょうか?

コロナ禍と家庭の事情が重なり、出歩くことがめっきり減ってきてしましましたが・・・Web会議システム等の活用により、これまで以上に遠方の方とお話でき、なかなか充実した日々を過ごしています。

さて、私が医療業界で働くようになったのは、求職していた時にたまたま雇ってくれたのが、「病院」で、配属されたのが「医事課」だったという偶然ですが、早いもので30年になります。(歳がばれますね・・・)飽きっぽい私がよくぞ30年もの間、医療関係の仕事を続けてこれたものだと思います。

その当時医療事務なんて全くのド素人。誰でもはじめはそうだと思いますが、病院で医療費が計算される過程を初めて知って、「へえ~~」と思うことの連発でした。専門用語は難しく、当時は手計算の仕方を習って、細かな字の「会計カード」というものを作成し、レセコンに入力。診療報酬請求書(レセプト)なるものを作っていました。昔は保険ごとに色分けされていて、編綴方法は難しく手間がかかり、手作業で並び替えをしていたことを懐かしく思います。

さて、時は平成から令和に移り、請求事務の在り方も様変わりしてきました。紙のカルテ(診療録)に手書きをしていたものが、電子カルテになり、伝票や見辛い手書きの記録の中から、診療行為を拾い出してレセプトを作成していたものが、電子カルテに先生方が記録したものからレセコンに電子的に取り込まれるようになり、入力業務が減りました。

診療録をはじめとする診療記録についても、物の管理から電子カルテへ変更されることにより、仕事の時間の流れも変わってきました。当然のことですが、電磁的記録のガイドラインを意識して仕事をすることになります。

しかしながら、電子カルテに移行することにより、事務作業の内容も、流れも大きく変わってきました。医療秘書・・・つまり医師事務作業補助者という仕事も・・・

医療法の改定や少子高齢化により、医療機能の分化や住み慣れた地域で暮らし続けることについて、医療が支える役割なども、少しずつ明確化され、整理されています。一つの医療機関では支え切れるものではなく、超急性期の病院や地域を支える医療機関、介護事業所、地域の住民も含めて生活を支えていく仕組みが必要になってきています。

これまで私は医療機関の中で、目の前の課題に対し、先生方をはじめとする医療職の方や、地域の介護事業所の方、公民館の方々と課題解決に向けてひとつづつ経験を積んできました。世の中はどんどん変化しています。私たち医療系事務職員も、変化していく必要がありました。これからもますます変化を求められていくと思います。・・・ことに、風の時代に入ってからは、変化のスピードが速くなり、目まぐるしくなってきました。この変化、楽しんでいきたいと思っています。

しかし、同時に変化しないもの、大事にしないといけないものもあると思うのです。それが医療機関の理念であり、方針だと思います。

大変な時代だからこそ、理事長・院長が大事にしていること、医療機関の役割・・・これらを核として、我々に何ができるのか、どんなご提案やご支援ができるのか、考えつつ「地域に根差したよろず相談屋」として「つなぎ人」としていきたいなと思っています。

今年もお世話になりました。明年は、不定期ですが、これまで経験してきたことや医療系事務職員さまにプラスになるようなこと、考えるヒントになることなど、発信していきたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。


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