コロナパンデミックの黒幕、大本教・出口王任三郎と李家の繋がりについて

https://youtu.be/iEEsmyGPKEs

まぁ動画の内容についてざっくばらんに説明すると

・ユダヤ人によって犯行予告が為されていた!?

・パンデミックは100年ごとに起こされている!

・コロナはただのインフルエンザウイルス!!!!!

とのこと。

後半に差し掛かってようやく大本教と出口王仁三郎の記述が出てきます。

>大本教とは、「出口王仁三郎」が作った宗教団体で、生長の家、真光、オウム真理教など有名な宗教団体の生みの親です。

>そして、日本の政財界の大物、芸能人、有名人たちは、実はほとんど全員、出口王仁三郎を崇めています。

なんかすごい人物のようですね。コイツを崇めることが、むしろ有名になるためのライセンスなのでしょうか。

>出口王仁三郎は、生前さまざまな予言を残していて、その予言が的中した!とネット上では言われていますが、これは予言が的中したのではなく、彼の予言通りにユダヤ人たちが計画を実行しているに過ぎません。

パソコンやスマホ、テレビの発明を予見していたらしいですね。つまり彼の予言に従ってユダヤ人たちはテクノロジーの開発を行ったってことですかね。満州国も出口さんの発案のようです。

ってことはコロナも彼の予言に従ってユダヤ人が引き起こしたってことなんでしょうか。

大本教なら聞いた覚えがありますが出口王仁三郎(ワニサブロー)の名前は聞いたことが無い方が多数だと思います。とりあえずワニサブローについてWikipediaしてみましょう。

>出口 王仁三郎(でぐち おにさぶろう、1871年8月27日(明治4年旧7月12日) - 1948年(昭和23年)1月19日)は、新宗教「大本」の二大教祖の一人。肩書きは「教主輔」、尊称は「聖師」。もう一人の教祖(肩書きは「開祖」)は、出口なお(直)。

ん?おにさぶろう...

>また、王仁三郎は「わにさぶろう」とも呼ばれますが、この「わに」とは日本に渡って来た「鰐族」のことで、鰐族とはユダヤ人・李家のことなのです。

>王仁三郎の読み方について、「わにさぶろう」とされることがあるが「おにさぶろう」が正しい。

>ただし「わに」を使用した例もあり

まぁ...破綻はしてませんね...

彼の生まれ持った名前は上田 喜三郎(うえだ きさぶろう)だったそうです。大本教の開祖である出口なおのお筆先(神様が宿って文字を綴る)でおにさぶろうと書かれてしまったため改名したとのこと。つまり神様は彼が鰐族の系譜ということを看破したということでしょうか。

>鰐族とはユダヤ人・李家のことなのです。

鰐族について若干信頼出来なくもないサイトを発見したので読んでみます。

鰐族らイスラエル系渡来人が日本列島を目指した理由

日本にも多くの"鰐"を含む地名が残されており、それがイスラエル系渡来人によるものだという記事です。

しかしながら"鰐"が含まれる地名をすべてイスラエル=ユダヤ人と結びつけるのはどうかと思います。鰐という字は中国から概念と同時に伝来したものらしく、ワニを一度も見たことない日本人は鰐をサメと明確に区別せずに使っていたそう。例えば広島の郷土料理の鰐料理はサメのことを指しているようですね。どうやら代表として挙げられている鰐浦も鰐族が由来であると断定していないようですし

http://tsmzen.com/mura/wani.html

そもそも鰐族もバニ族もソースが少なすぎるんですよね...

上記サイトによれば旧約聖書に登場するレビ族の1家系らしいんですが、日本まで渡来したのかというと「シルクロードの終点だから」「中国の開封市にコロニーがあったから」などどうしても決め手に欠けます。

まぁ鰐族とはユダヤ人のことであるってとこまでは首を縦に振っておきましょう。そして"李家"。これは何でしょうか。

検索してみるとどうやら最初に紹介した動画の投稿者が推しているオリジナルの説のようです。

李氏朝鮮、1392年から1897年にかけて朝鮮半島に存在した国家だそう。その統治者の子孫が安倍晋三であり、その系譜こそが李家の系譜ということでしょうか。そしてなぜ鰐族が李家ということになるのでしょうか

>漂流民となったユダヤ人が中国に流れ着き、客家と呼ばれるようになった。明の時代に中国風の名前を与えられた。よってレビ族=Levyを読み替えた李の性を与えられるに至った。

wikipedia等の情報によればレビ族はLevyではなくLeviだそうですがそれは些細な問題でしょう。

google翻訳にかけて見るとLevi→李维と確かに説得力があります。

しかしユダヤが客家となったというのは矛盾が生じます。なぜなら客家というのは客家語を話す漢民族の一支流であると定義されていて、彼らのアイデンティティである客家語が古代中国語の影響を色濃く残しているように、彼らが古代から中国大陸に存在していたことは自明であるからです。

もう一つ引っかかるところがあります。李という苗字は全世界で最大の姓であって、この全てがユダヤ人であるはずがありません。李姓が現れたのは周王朝からであり、明の時代に李姓を与えられたユダヤ人は膨大な李姓の中のほんの一握りだということになります。つまり李という苗字のみからユダヤ人を同定することは出来ません。



話がスイングバイする探査機のごとく逸れてしまいました。ワニサブローの話に戻しましょうか。

ここまで長らくワニサブローが鰐族の系譜でありユダヤの子孫であり、李家であるということの検証をしてきました。記事ではワニサブローは皇族の隠し子であり、皇族自体が李家の血を引いているとあります。

https://enkieden.exblog.jp/21585551/

「皇族に李家の血が流れている」とする論拠は初代天皇、神武天皇の父方の祖母の豊玉姫が鰐族、そして豊玉姫の妹である玉依姫が神武天皇の母というところからのようです。この鰐族は和邇氏という氏族を指していると思われます。和邇氏が鰐族(バニ族)であるかは不明です。

(神武天皇自体がほとんど伝説上の人物であり、その両親は神様ですが、実際の人物をモデルにしている可能性はあります)

鰐族といっても李家の成立が明の皇帝によってユダヤ人に姓が与えられてからと考えると、神武天皇の時点の鰐族には李家の血は入っていないのではないかと思います。その後の皇族に李家の血が混ざった鰐族との交流があったと考えれば合点がいきます。

ワニサブローの生い立ち自体が自伝や伝記に依るものが多いことから、彼が皇族の隠し子であるという点も確証は持てませんが。。。

とにかく彼は持ち前のカリスマ性で大本教を大いに成長させますが、国家神道に逸脱した神話解釈や終末論を繰り返し、ついには政府から起訴されてしまいます。(第一次大本事件)結果不敬罪で5年の懲役が宣告され、教団の施設は破壊されてしまいました。天皇崩御のごたごたで保釈されますが、ついに3000人の信者に出頭が命ぜられ、987人が検挙、61人が起訴されて大本教の歴史は終わりを迎えました。

しかし一大新興宗教であった大本教は現在の新興宗教である生長の家、真光などに影響を与えています。生みの親などと記載するのはどうかと思いますが。

一応冒頭の文は否定しておきますよ。コロナはただのインフルエンザではありません。こんなアホみたいなデマに流されないでくださいね。

疲れたので筆を折ります