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猫の闘病生活のこと

わが家のアイドル黒猫ゆべしは、骨肉腫の闘病を経て、2022年2月の雪降る日にお空へ旅立ちました。

この記事は猫の闘病について悩んでる人のためになればいいと思います。

ゆべしは2021年9月に目の異変に気づき病院へ、さまざまな診断の結果11月に悪性腫瘍である骨肉腫(骨の癌)と診断されました。抗がん剤や放射線治療をできる病院が近くになかったため、緩和治療しか出来ませんでした。闘病中はすごく辛かったです。

やって良かった点と闘病中反省した点を記載します。思いついたら追記します。

・お医者さんに不信感を抱いたら別の病気へ
 初めに行った病院は目が腫れてると説明したのに全く聞いてくれない先生で不信感を感じ、すぐ別の病院へ変えました。変えたからといってゆべしの病気が治ったわけではないですが、今でも初めの病院を恨めしく思う気持ちがあります。病院を変える判断は早くて良かったと思っています。

・おいしいものを沢山食べさせる
 これは二番目病院のの先生に言われてたことでもあります。「癌です」と言われた時のゆべしはすごく元気だったのに、日を重ねるごとに食べられなくなりました。これは目にできた癌が喉(リンパ)に転移したからだそうです。食べれる時に何でも食べさせてあげてください。ゆべしは食べれなくなった時、ちゅーるとマグロだけは食べてました。食べれなくなったときも自慢のルーズスキンをなくして生きていました。(ルーズスキンだと思って愛でていたものは脂肪だったのかも…)

・身体を清潔にしてあげる
 猫ってあんなに綺麗好きで毎日毛繕いしているのに、元気がなくなると毛繕いをしなくなるんです。ふわふわの毛だったゆべしですが、毛がパサパサ、お尻が汚くなっていて気づきました。ゆべしはリンパに転移して口が痛かったのか、最期の方はほとんど毛繕いをしなくなったので、朝晩に櫛で毛をとかしてあたたかいタオルで身体全身を拭いてあげるのが日課でした。普段からブラッシングや爪切り、耳掃除が大好きな猫だったので、ゆべしは大人しくしていました。

・点滴はたよりにしない
 ご飯や水を飲めなくなったとき、トイレをしなくなって心配で病院で点滴してもらってました。細っこい身体に無理矢理水分を入れるので、ポヨポヨになって、元気になったような錯覚にとらわれました。先生から「点滴は延命処置である」と説明を受けていました。ゆべしは車と病院が大嫌いだったので、無理をさせないように点滴を頻繁にすることを避けました。自宅点滴があるのは知っていましたが、それもしませんでした。

・何事もほどほどに
 癌に効くサプリ、ご飯、いろいろネットに情報はありますが、猫との時間を大事にしてあげてください。あんなに元気だったゆべしでも癌には勝てず、あっという間でした。無理にご飯を食べさせたりしない、病院が嫌いなら控えるなど、猫が嫌がることを避けることも大切です。よくなって欲しい気持ちと、猫のためにやっておきたいことを天秤にかけるのは大変ですが、治療のせいで猫に嫌われるのは悲しいです。なにより、体調の悪い猫の最後の頼りは人間なのに、人間嫌いになっては悲しいです。そして、飼い主さんのあなたもきっと疲れてしまいます。何事もほどほどに、猫と暮らしてください。

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