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【海外不動産投資】「金持ち父さん」は今でも実行可能。米国メンフィスでに辿り着いた経緯

「金持ち父さん貧乏父さん」は絵に描いた餅だと思ってました。

1997年に出版された「金持ち父さん貧乏父さん」は50代、60代の人ならタイトルは知っているだろうし、多くの人が読んでいると思います。私も当時話題になった時に一冊買って読みました。改めて読みなおしていないので間違っているかも知れませんが、お金に働かせることが重要で、そのために不動産投資が有効だという内容だったと記憶しています。「不動産投資」と聞いて、それは分かるけれどお金はないし、そもそも、不動産投資なんてハードルが高すぎるという感想を持ったと思います。早くから資産運用は考えていましたから株式などの金融商品には抵抗がなくて貯蓄のレベルのお金なら動かせるけれど、マイホームを買うのだって大変なのに、ましてや大家として家を管理するなんてお金があっても無理でしょと考えたわけです。

始まりはハワイのタイムシェア

話を手短にすると日本人がたくさん訪れるイメージからハワイ嫌いだったのがハワイ大好きになって、子供ができてもハワイに年1回ぐらいのペースで旅行しているなかでヒルトンのタイムシェアに出会いました。年に1回、1週間のリゾート滞在権利を買うというものです。ヒルトングランドバケーションズは、ポイント制でポイントを使っていろんな場所のリゾートを使うことができます。当時、タイムシェアを検索するとワークシェアリングしかでてこなくて、仕方がないから英語で情報を探すと山のように出てきて1年ぐらい勉強しました。最後にやっぱり購入することにして、中古のラスベガスのリゾートを選びました。ハワイよりも安かったからですが、ポイントはどのリゾートにも使えます。結局、ずっとハワイに行っていてラスベガスにはまだ行ったことがありません。タイムシェアを使えずに宝の持ち腐れにしている人は少なくないみたいですが、私は使い切ってきました。

10年過ぎたらコンドミニアムに興味

ハワイに通い続けると、将来はハワイに長く滞在したいという欲望が湧いてきます。タイムシェアを利用する以前は、ホテル選びは旅の醍醐味の一つだから同じ場所に滞在するのは野暮だと思っていたのですが、同じ場所に宿泊すると勝手が分かり余計な気遣いが不要になります。ホテルの利用の仕方や近くの買い物の場所などを行くたびに確認する手間が省けるわけです。ヒルトンハワイアンビレッジに毎年訪れていくうちにハワイにコンドミニアムを持っていれば滞在場所として使えるぞと思ったのでした。タイミングとしては、日本が円高を諦めたことろで、これを逃したらチャンスは二度とないだろうし、ドル資産を持っておくのは正しい選択だろうと考えたわけです。ハワイでは現地に住んでいない日本人にもローンが利用できるというのも大きな利点でした。

10年リモート大家を経験

ハワイハレリアルティという不動産屋さんに仲介をお願いすることにしてハワイ旅行に合わせて内覧を計画したら買っても良いなと思う物件が運よく見つかりました。実際に買うとなるといろんな恐怖感が出てくるのですが、文字通り清水の舞台から飛び降りる気持ちで購入を申し込むとすんなりと契約になりコンドミニアムオーナーになりました。購入した物件の補修を行い、テナントを募集し、賃貸が始まりました。10年の間にはエアコンの買い替えやカーテンの交換をはじめ、大きなものでは床の張替えも行いました。基本的には収支はプラスで不動産価値も上昇してくれたので購入は正解でした。でも実は、遠く離れたハワイに持っている不動産から収入を得るという実体験を得られた方が大きな意味があったと今となっては考えています。

重要なのはドル収入という考え方に変化

購入当初は、コンドミニアムを将来ハワイに長期滞在できる場所にしたいと考えていましたが、1年のうち2か月だけ自分で使って残りは貸し出すのはかなり面倒で不確実なことだと分かってきました。また、コンドミニアムの管理費は結構高くて最近ではひと月で900ドルぐらいかかります。日本円だと14万円ぐらい。一切使わなくても1年で170万円ぐらいかかります。そんなお金は捻出できないし、だったらそのお金で旅行ができることになってしまいます。そういうことから、滞在場所ではなくて、ドル収入を得ることが重要なんだという考え方に変化しました。ひと月に例えば800ドル利益があれば1年で9600ドル。これだけあれば1か月、頑張れば2か月ぐらいハワイに滞在できます。話が長くなりましたが、結果的に「金持ち父さん」が正しい。不動産から収入を得ることとなったわけです。

メンフィスにたどり着いた経緯

ハワイでコンドミニアムを購入する経験ができたことから、これをもとに他の場所で大家ができないかと探して見つけたのがメンフィスでした。それも10年前ぐらいです。メンフィスでは5年ぐらい前(2020年以前)だと10万ドル以下で一戸建てを購入することができました。確か800万円ぐらいあればなんとかなると考えていたはずです。メンフィスはブルーカラーの労働者が多数を占めていて、家を賃貸する人が多く存在している地域です。不動産価格が高くないので投資家が集まってくる環境が整っていました。リモート大家をするのにぴったりの場所ということで長い間注目していました。しかし、早くから目を付けていたのですが、資金がなかったり、なかなか踏ん切りがつかずだったりという時間が長く続きました。そうこうしているうちにメンフィス訪問を予定していたのに、コロナウィルスが流行りだして時間ばかりが過ぎてしまいました。

運命的な出会いを信じて決心

最終的にメンフィスで投資物件を買うことにしたのは、合理的な理由としては、キャッシュフローを得ることがこれからの人生で一番重要だと考えたからでした。年金を補う収入を得ることは人生を楽しく生きるために不可欠と言えます。収入がドルなら円安でも何も気にせずにハワイで過ごせます。しかし、不動産を購入しなければならないので、その決断をするには合理的ではない運命的な理由が必要になります。それは不動産会社との出会いでした。メンフィスで投資家向けにビジネスを行っている会社を検索すれば簡単に見つかります。私は、その中で一つの会社を選んで連絡をしました。5年以上前のことです。メールをやり取りした女性はとても協力的で信用できると思ったのですが、その彼女がご主人と日本に旅行することになっていると教えてくれました。メンフィスに行かないと人には会えないのに、偶然とは言え、向こうから日本に来てくれるなんて奇跡です。その時からは時間が過ぎてしまったのですが、購入するか否かの判断をするためにメンフィスに行った時は、とても歓迎してくれて現地を視察する手助けもしてくれました。そのカップル自身も投資家であるので、購入に際していろんな質問に答えてもらってアドバイスもしてくれました。今となっては友人という存在ですが、ビジネスをする上で個人的な信頼関係は重要でその点でも恵まれていたと思います。

新たな投資をした結果

私が3ベッドルーム1バスの一戸建てを購入した不動産会社は、古家を調達して完全リノベーション後に投資家に販売しています。購入後の管理も行ってくれます。スゴイなと思ったのは、賃貸部門があるので投資家に所有権が移る時点ですでにテナントが入居していることでした。投資家はオーナーになった日から賃貸収入を得ることができるのです。そして、完全にリノベーションしているから1年間は保証付きで家に不具合が出た場合は、無償で修理補修を行ってくれます。オーナーへの入金は1か月後になるためその時間差があっただけで、家賃がちゃんと口座に振り込まれています。私の場合は、11万7千ドルぐらいの購入費用で家賃が950ドル。管理費として7%程度が差し引かれて、880ドルぐらい(日本円だと13万円程度になります)が毎月口座に振り込まれています。管理費や固定資産税の費用を考えなければ、投資額に対して10%に近いリターンを得られます。費用を含めても7%ぐらいにはなると思います。

英語ができればあとはチャレンジ精神

そんなに簡単にうまく行くはずがないと思われるかも知れませんが、これまで書いたことに嘘は一つもありません。それと、私は10年かけてここまで辿り着いたわけです。アメリカで不動産を買い、10年間リモート大家をした経験がなければ、突然メンフィスで不動産投資をして収入を得るのは無理です。メンフィスでパートナーとして選んだ会社が正しい選択だと思ったのは、テナントの選別と問題対応の体制が素晴らしいと考えたからですが、これもハワイにおいて10年リモート大家をやった結果として学んだことです。私の経験を聞いて実行できると判断すれば、同じ結果が生まれるはずです。英語という関門がありますが、それができる人ならあとは経験しながら知識を増やしていけるはずです。ハッピーリタイアメントに向けて資産は築いてきたけれど、どうやって生かして良いのか分からない。金融資産だと使えば減っていくだけで不安。などと感じていらっしゃるなら検討するに値するアプローチだと思います。

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