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吉川英治文庫賞の候補作にぶたぶたシリーズが

 第5回吉川英治文庫賞の候補作に、ぶたぶたシリーズ(光文社文庫)が選ばれました。

 吉川英治国民文化振興会は、講談社の後援を得て、2016年、吉川英治文学賞・吉川英治文化賞が、第50回の節目を迎えるのを機に、吉川英治の名を冠した新しい賞を創設しました。
 シリーズ大衆文学作品とその著者を顕彰するもので、「吉川英治文庫賞」という名称にいたしました。

 サイトから引用いたしました。注目されにくいシリーズ作品への賞、ということですね。
 新設された4年前、一瞬だけ「へー、じゃあぶたぶたシリーズも対象ではあるのね」とは思いましたが、まったく縁があるとは思わず、すっかり忘れておりました。
 だから、連絡いただいた時は全然実感が湧かず、「はいはい、わかりました」みたいに事務的に対応したのですが、電話を切ってからだんだん動揺してみたり。反応が遅い。

 とはいえ、候補作を見たら、すんっと冷静にならざるをえない。

 いやいやいやっ、無理でしょ!? このラインナップでは!

 リンクをご覧になればわかると思いますけどね……。
 候補作に推していただいただけで充分な気分です。

 とにかく、シリーズものは継続して読んでもらえないとどうにもならないわけですから──それは認められたということ。つまり、ずっとぶたぶたを待ってくれている読者の方々がいてこその賞の候補なので──いつも読んでくださってありがとうございます。

 受賞作の発表は3月です。

 ……って終わらせて悦に入っていたのですが、選考委員の方々にもちゃんと感謝の言葉を、と思い至りました。ごめんなさい。
 ありがとうございました。大変うれしいです!

 こういう時のお作法はさっぱりわからない……初めてだから。賞にはたとえ候補であろうと縁がないと思っていたからねー。

【3/2追記】
 受賞作が発表されました。小野不由美さんの「十二国記」シリーズです。
 ぶたぶたへの声援、ありがとうございましたー!

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