覗いて見たらこれは沼だと悟った話

みなさん舞台って見に行きますか? 舞台。
劇団四季とか、漫画原作のやつとかまあ色々ありますよね。

私は学生時代、友人や先輩が入ってた劇団のを観に行ったりしてたし、同期に映像系の勉強しているのもいっぱいいたので、自分らで30分ぐらいのドラマを3-4本作ったりもしてたんですよ。だから演劇というものには元々興味や関心があったんだと思うんです。

んで、最近自分がハマってるのがアサルトリリィってやつなんですけど、元々はドール系の世界観からアニメやゲーム化とメディアミックスされている作品です。
https://assaultlily-pj.com/stage/

オタク仲間が気になってるって話から自分も触れまして。

まあ可愛い女の子たちがCHARMって武器持ってヒュージっていう敵と戦う話なんですけど、戦う女の子っていいじゃないですか。自分がオタクになったきっかけは高橋弥七郎さんの灼眼のシャナと出会ってからドップリなんですけど。今回話したいのはそっちではなくて……。

で、このアサルトリリィってやつが声優だったり舞台役者の方々をキャストに起用しているんですよ。だから、みなさん普段お芝居の仕事されてる方々ばかりなんですね。

私のいち推しは西葉瑞希さんって方なんですけど、とても可愛らしい方なんですよ。勝手に写真載せていいかわかんないので気になる方はググってもろて。

舞台の他グラビアやってたり戦隊ヒーローのキラメイジャーにも出ていたりするのですが、染唎笑落語というのをやったことがありまして。
https://www.somurie-rakugo.com

ここにもそのアサルトリリィに出演されている方々がいらっしゃるのですが、噺家が落語も語りながら登場人物になりきって演技するようなものじゃないですか。そこでふと思ったんですよ。

今までアニメとかで見て知ってるキャラクターを演じているキャストの方々は知っているけど、まったく知らない作品を演じているとどんな演技をするのだろう? と。

言ってみれば、自分の好きなコンテンツのお仕事をしている時だけのキャストさんを応援するのはなんだかなと。にわかというかなんというかミーハーというか、一緒か。


だもんでもっとたくさん知りたいと思って観に行ったのが「女王演義」だったわけですけども。
https://www.jouou-engi.net

「誰も救われない、誰も報われない」がキャッチコピーの女王シリーズのひとつだそうで。
出演者に私のいち推しの西葉瑞希さん、アサルトリリィシリーズからは野本ほたるさん、白石まゆみさん、三村遥佳さん、スタァライトの石動双葉でお馴染み生田輝さんなどが出演されるこちらの舞台。

19世紀の清を舞台とした西太后にまつわる話なんですが、これが思っていた以上に面白くて。演出家や脚本、音楽や舞台美術など色んな要素があると思うんですけど、やっぱり役者さんの演技が素晴らしいなと思います。

ググった方はわかると思いますが、西葉瑞希さんあんな可愛い顔していらっしゃるのに、口の中切って溜まった血を吐き出す演技だったり、棒叩きの刑を受けて殴られる悲痛な演技だったり、見た目からは想像つかないような演技されるんですよ。そのギャップというか、落差というか、それもあって物語にすごい引き込まれるんですよね。

あとはこの女王演義で演じている麗華が物語の語り手というポジションも相俟って、観客を現実世界から物語に引き込むのが上手い。落語でも枕なんてありますけど、染唎笑落語でもこんなことあって〜って話からスッと切り替わる。音楽パートで観客にクラップを煽る、そんな感じでアサルトリリィだけを見ていたら気付けなかったところなんじゃないかなと思います。

三村遥佳さんも可愛らしい見た目と、他のキャストからあたおか勢なんて言われているぐらいとても明るい人柄ですが、シリアスな場面での演技とか、誤解を恐れずに言えばこの人ちゃんと演技出来るんだなって。

よくよく考えて見ればアサルトリリィでも初鹿野瑶というクールなキャラクター演じていますけど、普段の三村さん見ていると本当にこの人が演じているのか……? と思ってしまいます。

一番観に行って良かったなーと思ったのは白石まゆみさん。この方、アサルトリリィの御台場編で鈴木因という元気っ子を演じていらっしゃる方なのですが、この女王演義ではお淑やかな女性を演じていらして、鈴木因を演じている時と真逆のキャラクターの演じ分けにとても驚きました。


そう、そうなのよ、これこそ自分が求めていたものだったんです。まったく知らない作品を見に行かないと、その人の演技の幅を見ることが出来ないんですよ。シリーズや続編で見ていると、キャラクターは変わらないですからね。

でもこうなって来ると別作品だとどうなのかなーとか、初めて知った人だけどこの人も気になるなーとか。

で、だいたい役者のみなさんってひとつの舞台終わったらまた次の舞台が始まるじゃないですか。それで食っているわけですから。

んで、だいたいキャスティングされる人って同じようなところから引っ張って来られるじゃないですか。

アサルトリリィに出演されてる方々も結構現場一緒だったりするんですよ。そうすると「あっ、西葉さんの次の舞台この人もいるんだー」とか「こっちの舞台はあのふたりと、ゲストで○○さん出るんだ」とか出てくるわけですよ。

こうやって人は沼に沈んで行くんだろうなと悟ったわけです、はい。

でも、推しというか気になる人が出来てその人が役者やアニメだけでなく落語だとかDJだとか、今まで自分が触れなかった分野の仕事をされていると、どんなものか気になって触れてみたくなるじゃないですか。

自分の世界が広がって行くようでとても楽しいものです。限りなく沼ですが。

ちなみに上で紹介した女王演義は下記の日程でディレイ配信が見れますのでぜひ見て沼に片足突っ込んでください。¥3500だそうです。
12月5日(日)12:00〜12月7日(火)23:59
https://teket.jp/1018/8290

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