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やよいの勝負レース! 〜ジャパンカップ〜

みなさんこんばんやよ🌸

今日は京都2歳Sで(まあ普通にやったら突き抜けるよね…)と思っていたグランヴィノスくんがまさかの6着で絶句していました。今年の2歳戦線は評判馬が順当にいかなくて難しいですね…!

気を取り直して、明日は外国馬集合の「競馬のワールドカップ」、ジャパンカップを予想していきましょう!

(今年から各メディアでJC表記をやめましょうとなっているのちょっとすき)

コースの特徴(東京2400m)


©️うまのいらすと
コース図お借りしました。ありがとうございます🙇‍♂️
(URL) https://umasozai.com/illust_cat/course/

東京2400mで行われる大レースといえばダービーとジャパンカップですが、この2つのレース質の違いは去年のジャパンカップ予想記事で考察しているので、よかったら読んでみてください。

要点をまとめると、ラスト3Fの末脚勝負になるダービーと、タイトなペースで流れる持続力勝負のジャパンカップでは求められる適性が違うよねという内容です。ダービーのイメージで強烈な末脚を持つ子ばかりを探さないよう気を付けたいですね。

(余談)
「ダービー馬(牡馬)」はジャパンカップ勝てないよねって書いたら無事コントレイル君が圧勝したのはいい思い出です(しろめ)
まあ、三冠馬は格が違ったということで…
(余談おしまい)


コースの大まかな特徴をつかむため、横軸に先行馬の勝率(前に行った馬の有利度)・縦軸に単勝配当(レースの荒れ具合)を取ったプロットを見てみます。青〇で囲ったところが東京2400mです。グラフの右行くほど先行有利、上に行くほど荒れ傾向です。

コースの傾向的には、先行馬の勝率は標準で、単勝配当がとにかく硬い。「ジャパンカップは硬く決まる」イメージが強いですが、イメージ通り「人気の馬がしっかり勝ちやすい」実力コースといえるでしょう。

11/26(土)の馬場(東京芝)

11/26(土)の午後のレースの勝ち時計は以下の通りです。

11R 芝1600m(リステッド)  勝ち時計 1:32.5 (クラス平均 :1:33.1)
12R 芝1600m(2勝クラス) 勝ち時計 1:33.6 (クラス平均:1:34.1)

稍重スタートとなった東京芝ですが、午後にはすっかり乾いて良馬場に。時計も速めに出ており、明日も高速馬場と思っていいでしょう。

また、午前中の雨の影響で内側の馬場が掘れたのか、差しはそれなりに届いています。とはいえ馬場の速さも相まって大外ぶんまわしだと流石に厳しく、馬場の3〜4分所にうまく持ち出せた馬が伸びてこれています。馬群を割って伸びてこれる差し馬がプラスポイントかな、という感じ。

予想印

◎ユーバーレーベン
〇ヴェラアズール
▲ヴェルトライゼンデ
△シャフリヤール
☆カラテ

◎ユーバーレーベン
末脚一辺倒ではない持続力が求められるジャパンカップですが、2021オークスの内容が今回とリンクしそうな好内容。
レースラップは
12.5 - 11.1 - 11.8 - 12.3 - 12.2 - 12.6 - 12.6 - 12.4 - 12.1 - 11.3 - 11.7 - 11.9
と、7F目の早めのペースアップから加速していき、最後2Fで減速する持久力勝負だったレース。この流れをバテずにしっかり伸びてきたのは評価できます。

オークスの後は馬券にこそ絡めていないものの、昨年のジャパンカップや今年のドバイSCでシャフリヤールと小差のレースをしており、古馬GⅠでも十分通用する力を持っています。
特にドバイSCの内容が優秀で、イン前有利の馬場を内目でうまく立ち回ったシャフリヤール・オーソリティが1,3着となるなかユーバーレーベンは大外ぶん回しの競馬で追い込んできて5着。馬場のバイアスが逆ならあるいは…と思わせてくれる内容でした。

また、今回は状態面に関してもプラス。元々調整が難しい馬で、オークス以前は使うたびに馬体重が減って戻らず、逆にオークス以降は太目がなかなか取れずとベストコンディションで走れたレースはほとんどありません。
しかし、今回は、いつも「まだちょっと重いかな」が口癖(?)の手塚先生もはっきり状態上向きと太鼓判で、今回こそはいいコンディションでの出走が叶いそうです。

ベストコンディション、ベスト舞台でオークスの再現を見せてほしいです!

〇ヴェラアズール
元々ダートで使われていた馬ですが、芝に切り替えてからは5戦全てで上り最速、さらに3勝クラス勝ちから乗り込んだ京都大賞典では一頭レベルの違う末脚で飛んできて重賞初勝利となりました。

経歴としてはやや異色の馬ですが、3勝クラス勝ち→GⅡ勝ちの連勝はなかなかできないことで(条件戦で派手な勝ち方して人気した馬は重賞では飛びがち)、連勝の勢いは素直に評価していいかと思います。

ジューンS:13.1 - 12.0 - 13.2 - 13.1 - 12.4 - 11.9 - 12.2 - 12.1 - 11.4 - 11.2 - 11.3 - 11.8
京都大賞典:12.1 - 11.2 - 12.5 - 12.6 - 12.3 - 12.8 - 12.6 - 12.4 - 11.9 - 11.3 - 10.9 - 11.7
連勝時のラップを見てみると、どちらも後半ジワジワと加速していく流れで、急加速的な末脚というよりもバテずに最後まで伸ばせるタイプで、ジャパンカップのレース質としてはプラス評価です。

ただ、GⅠということでこれまでのレースとは違い12秒台後半まで緩むラップは出てこないと思いますので、流れたペースでこれまで通り足が溜められるかは未知数です。
それでもここまでの勝ち上がり内容の良さと、連勝の勢いを買い対抗評価とします。

▲ヴェルトライゼンデ
怪我明けの成尾記念がハイパフォーマンスでした。中京2000mはコースの形態上先行有利ですが、中団から鋭く伸びて差し切り勝ち。1年の休養明けを感じさせないパフォーマンスでした。この時負かした2着馬・ジェラルディーナはその後GⅠ馬に、3着サンレイポケットも昨年のジャパンカップでシャフリヤールと3/4差の4着と、負かした相手も強かったです。

また、前走オールカマーは外を回した馬が軒並み着外に沈む強烈な内前バイアスで、一番外を回してしまったヴェルトライゼンデの競馬は度外視でいいでしょう。左回り・大箱コースで強い馬だけに中山も合わなかったと思います。

今回は得意の左回りに代わり、馬場も外差し傾向と条件好転のターンとして▲評価に。

△シャフリヤール
ダービー馬かつGⅠ2勝馬、昨年のジャパンカップも3着と本レース随一の実績馬。ジャパンカップでは内ラチに接触する不利もありましたし、順当にいけばシャフリヤールが普通に勝つレースかなぁとは思います。

気になるのは前走・天皇賞秋のパフォーマンスが思ったより良くなかったところ。もともとこちらジャパンカップが大目標で8分仕上げというのはわかっていたところでしたが、スローの瞬発戦でダービーで見せた切れ味が鳴りを潜めていたのは叩きといえど気になるところで…

冒頭書いたダービー馬とジャパンカップの関係もありますので、今回は抑えまで。

☆カラテ
2走前の新潟記念や前走の秋天では実績少ない2000mながらしっかり走れていましたし、距離延長はこなせる様子。
新潟記念で見せた通り、持続的に脚を伸ばせる子なので、2400mという距離さえ大丈夫なら見せ場はありそうです。


以上です!

最後まで読んでくれてありがとうございました🌸

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