ムビナナスタッフ舞台挨拶<演出回>備忘録

諸注意

・せっかくメモ帳片手に参加したので音響回と同様に自分の備忘録として羅列しているだけです。
・敬称略の部分が多々ありますことをご了承ください。
・発言の順番が前後していたり、発言者が間違っている可能性があります。
・発言はニュアンスです。
・公式からレポが載ると明言されているので、そちらを待つ間のおつまみ程度にとらえてくれると嬉しいです
・音響回はこちら

日程・参加者(敬称略)

・2023年7月20日 新宿バルト9 18:30の回(<Day2>Dolby Cinemar®版 通常上映)
・錦織博(監督)、山本健介(監督)、下岡総吉(エグゼクティブプロデューサー)
・公式のツイート引用。登壇は左から下岡P、錦織監督、山本監督。
・下岡P前髪センター分けで両側ピンつけてた(対角線上後方だったのでなんのピンか見えず)。登壇後すぐにムビナナTシャツ左袖に移動。


下岡P「ファンの気持ちで来てるんで」

下岡「いや前回もそうだったんだけど俺がしゃべりすぎちゃって…今日は色々聞いちゃうよ!」

ライブ全体のテーマや想い

まずは…と山本に発言を譲ろうとする錦織。
山本「根幹にかかわることなんでまずは錦織監督では…?」
では、と促され錦織。
錦織「そうですね、アニメを作ったという感覚は全然ない。関係者全員で『ライブを作った』と思っている。16人のライブをどう作っていきたいか話し合った。会場、セトリ、演出…」
山本「ライブを作った、というのがまずある。皆さんに届けるためにどの映像を使っていくかなど、色々話し合った」
下岡「『ここ』に立ってみてどうですか?」
錦織「感動ですね。新宿のこの(Dolby上映の)場所に立たせてもらえて。今回のライブはDolbyをはじめ、4DXや応援上映など色々な見方をしてもらえる。Dolbyの特徴として、黒がとても深い色に見えること、明るい色がとてもきれいに見えることがある。例えばアイドルみんながつけているアクセサリーがライトに当たってキラキラ光る瞬間とか、綺麗に見せられる。Dolbyの部屋の椅子や壁の色が黒いのはそういうことだそうです。より色を綺麗に見てもらうための」
山本「だから応援上映できないんです…」(ああ…みたいな客席の納得感)

タイトルの4bitの意味

山本監督の案だったとのこと。
山本「音響と違って映像は通常→Dolbyに仕上げている。その中ですごく後悔していることがあって、通常8bit、つまり256で仕上げるんですね。bitは二進数なんですけど、1bitなら0,1、2bitなら4…ていう。Dolbyでやるならもっと16bitの65,535でやればよかったなって…。
話を戻すとbitって「かけら」なんあです。そして4bitは2進数だと16。4つのグループ、4つのかけらが集まって16人になっているっていう」
下岡「ああー!いいですね!って言いました僕は」
(※正直何を言っているのかさっぱりで一応調べながら書いたんですけど検討違いの解釈していたらご指摘お願いします。)
(両監督とも「色の階調」という言葉を結構出されていたのが印象的でした。文脈で繋げられなかったのはほんと無知ですまんとしか…)

撮影の流れ

※先に面白法人カヤックさんのページ見てもらった方がわかりやすいかも
https://www.kayac.com/news/2023/06/idolish7

錦織「ライブそのものを作ろうとした結果VR内での撮影とかしたんですけど」
(ずっと撮影モーションを再現してくれる山本監督)
下岡「スタッフロールで『ジャンヌダルク』とか出てくるやつです。それを撮ってる時の絵面がめちゃくちゃ面白かったんですって!ああいう感じ!」
(ずっと撮影モーションを再現してくれる山本監督)
山本「彼らにとって自分たちは幽霊みたいなものなんですよね。だからこちらがカメラを構えてもパフォーマンスしてるし、ずっと撮影のためにモーションをしてくれている」

(多分)錦織「アニメは絵コンテでアップや誰がどう動くか決めてから撮影するが、今回は先に動きができてから誰のどんなカッコイイ場面があるか探す流れだった」
下岡「オレンジさんがリハーサルとして先に撮って送ってくれたんです。なんと100カメ分。ただその画像だと例えばAとBが並んでA側のカメラで撮ってた場合A中心でしか見えなくて、Bも追いたい!ってなった結果両監督がカメラ持ち始めた」
(多分)山本「当時はまだ衣装が出来上がってなくて、ラビチューブってあるじゃないですか、あそこからモデルをお借りしていて、うさ耳パーカーでアイドルを会場に配置している。それが本当にリハーサルのようなリラックス感があって、スタッフ間でもリハーサルって呼んでいた。
専用のリモコンを使って、時間・空間を飛び越えながら撮影していた。最初の客席から舞台へ視点が移るところ、ドローンぽいと思いませんでしたか?あれVR内に本当にドローンを飛ばしてもらっているんです。
80カメに及ぶ人物定点カメラを配置していて、たとえばアイドリッシュセブンだったら陸、みたいに固定での撮影もしていた。途中でバーチャルカメラが登場して、それが最初は足りないところを埋める程度に補助的にちょっと撮るつもりだった」
錦織「そんな中で山本監督がどんどん撮影上手くなっていって」
山本「自分が見たいものを撮りたくなってしまって。例えば二人が歌っていて、その後ろから肩ごしのアングルで見てみたいな、とか(会場拍手)。
みなさんタイプリーム物の作品みたことあります?そう、時間て超えられるんですよ。間違ったら戻ればいいんです!!
同じ場面を繰り返しているうちにどんどん『ここでこれが起きる』と覚えて良い画が撮れるようになってくるんです。
ただ長時間は厳しくて。自分は酔わない方なんですが、さすがに1日中やってたら酔いました」

レインボーアリーナについて

錦織「まず会場を作った。モデルを16人並べて、端から端まで何メートルあるか測る。そしてさいたまスーパーアリーナとかほかの会場と比較してレインボーアリーナを作っていった」
下岡「最初の座席数が2000とかで『チケット争奪戦すごいことになりそうだな』ってなって」
錦織「壁のほうとかにも席を増やしていった」
山本「これは映画なので、その気になればいくらでもファンタジーな設定には踏み込める。でも会場から作ったのであくまで『会場でできること』にこだわった。会場自体の作りは意外とシンプルなんです」
錦織「1グループだけではなく、個性×4グループでもなく、4グループみんなの魅力や個性を出したかった。ただそうなると大きなテーマじゃないと包みきれないかなってことで森羅万象というテーマが出ました」
下岡「最初はそんなデカくすんの!?って。まとまりきらなかったらどうしようってまず思いましたね。ほら、俺Pなところあるじゃん?でもかみ砕いていくと確かに森羅万象だなって」

ライティングについて

下岡「映像のライティングがすごくない?」
錦織「ステージを作った後にどこにどれくらいのライトがいくつ付いている、ということを確認して、各曲に合わせてそのライトを魅力的に動かさないといけない」
山本「技術的にクリアしないといけない部分が多々あった。でも普通のライブで導入されているライティングをしていこうと。僕らはライブについては知識がないので、勉強しながらやりました。
見ている照明、モブの照明の動きは本物です。嘘が一個もないとは言わないけど、基本的に嘘はないです。飾りのライトはない。だからこう、みなさん映像を見ていて手前に邪魔なライトがあると思うんですよ。でもそれはどうしても取れなかった。必要だったんです」
下岡「俺の判断でどうしてもって言っていくつかは取ってもらってますけど、でも基本的にそのままです」

STRONGER & STRONGERの演出

下岡「最初反対されてたんですよね」
錦織「後ろ向きのコンテ画描いたら(山本監督に)反対されて」
下岡「この二人いっつもけんかしてる!」
山本「喧嘩じゃないの!衝突!ほらRe:valeも言ってる!」(ちょうど上映後カテコがRe:vale週でした)(エアで肩組む両監督)
錦織「まだこの時振り付けなかったんですよ。それで『顔見えないんですか!?大丈夫ですか!?』って。でも振りがついて、時々振り返る演出が入っていいねってことになって」
下岡「時々振り返るのいいですよね。彼らも不安なのかもしれない。『ついてきてる!?』って。後ろ振り返って『早すぎる?ついてこれてる?』って」(振り返りの動きつき)

(このあとのメモで『まく?みたいな?』って走り書きあるんだけど私は何が書きたかったんだ…!?後ろの一枚絵のこと?マジでわからん…公式レポはよたのむ…)

時間足りん

下岡「Journey、Crescent rise、Incomplete Rulerなど結構シンプルなつくりのものもあるじゃないですか。苦労とかありました?」
(とか言いつつ客席側にいるスタッフさんと巻きを表している人差し指クルクルする動作などで時間確認している下岡)
山本「例えばJourneyとか、そのなかでも虹をだしたりしているんですけど、えっ、終わり?」
(言葉の途中で山本監督に人差し指クルクルしだす下岡)
下岡「えー、時間足りませんね!」
(ほんとにな!!)

終わりに

山本「映画を見に行った時に話す機会があって、結構気になってたんで『アイドルたちがあまり自分の方を見てくれないけど大丈夫?』って聞いたんです。そしたら『それがいい』『こっち見て!ってなるのがいい』って言ってもらって。実際この映画でもアイドルはいろんな人を見ようと色んな場所を見ています。そういうことも感じてもらえたら嬉しいです」
錦織「何かの形でまたこういうことをやれたらなって思います」(山本監督一歩引いちゃってて笑った)
下岡「えーーと、僕はSNSをやっていないので反響とかは周りの人から聞いています。それで、メンヘラっぽいこと言うんですけど。こんな場でメンヘラなこと言うんですけど。
俺は自分の名前が挙がることを嫌い…違うな、苦手…?いや、というか、自分の名前だけが出ているのを見ると「俺ひとりじゃないのに」っていう気分になります。
俺は氷山の一角で出っ張ってるところにいがちなので目立ってるだけで、ほら、スタッフロール見たでしょ?俺なんかよりずっと色々やってくれてるんです。
だからSNSとか、そういうところで話題を出すときは下岡の名前を出すのではなく、『アイドリッシュセブンチーム』『アイドリッシュセブンのプロジェクトチーム』って書いてほしい。
自分はチームのみんなや、マネージャーの人たちが幸せなのが幸せなんです。冗談抜きで、みんなの幸せが僕の幸せ。
だから俺の名前を出そうとしたときは一呼吸おいて、アイドリッシュセブンチームって書いてください」

(写真撮影後に客席側にいたスタッフさんに何か言われて)
下岡「あっそうだ忘れてた!アイナナって言ったらしようぜ!って返してください!(雑)いいですか、俺と監督が『アイナナ!』って言うんで、しようぜって返してください。いいですか、せーの!」
錦織・山本・下岡「アイナナー!」
客席「しようぜー!!!!!」


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?