連日の雨で息苦しく、葛湯を飲んで深呼吸。今ここに私が在ること、そして在り続けているということ、それ自体がすでにして世界の必然ではない。存在の無根拠性を引き受けるなら、おそらく九鬼はその上で尚各々に「在る」者同士が出逢うことについて驚嘆し、それが殆ど奇跡であると感受したのであろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?