雑記 123 銀座8丁目 金春湯

画像1 たまたま用があって、銀座から新橋方面に向かって裏通りを歩いていたら、銭湯があった。温泉ではなさそうだが、こんなところに銭湯。そう言えば、広尾にも、交差点近くに銭湯があった。近くに住んでいたことがあって、一、二度行ったことがあるが、それは風呂に浸かって疲れを取る、と言うより、物見遊山みたいなものだった。家に風呂はあるので、家族で銭湯へ、などと言う贅沢はなかなか出来ない。
画像2 金春湯の開店は14:00。用を済ませて道に出たら、銭湯は開いていた。
画像3 手ぶらでも、タオルを250円で買えばよい。中にジャンプーや石鹸はあるので、銭湯に入れる。14:00開店で一番に入る14:00の湯なら、どんなに快適だろうか。野方にも以前は、近くに三軒はあったが、今はひとつもない。朝日湯と言う風呂屋の猫が、毎日我が家のベランダに遊びに来ていた。今はどの風呂屋の跡もマンションになってしまっている。銭湯は昭和の懐かしさを感じさせる文化遺産みたいなものだ。
画像4 金春湯の中には、日本に2人しかいないペンキ絵師中島盛夫氏の描く富士山や鯉があると言う。この内部の写真はHPからお借りしたものだが、いかにも銭湯のペンキ絵と言うのと違って、かなり立派なもののように見える。テルマエロマエに出てくる、まさかね、という前時代的映画の看板絵のような富士山も、銭湯という場所ならば、風情があっていいと思うが、この金春湯の力作はそれとは違うようだ。いつか見てみたい。

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