雑記 384 手打ち蕎麦「大平(おおひら)」の青紅葉

画像1 野方みつわ通り、本町通りから左に入ってすぐ。蕎麦の本場に行っても、こんなに美味しい蕎麦はなかなか食べられない。
画像2 この店で、昔働いていた植物好きの店員さんから、沢山の草花をもらった。カラスウリ、ツルウメモドキ、トラノオ、サクラ、ツバキ、etc。根のついたもの、挿し木するもの、切り花。店の座敷の窓の下や,テーブル席の横の棚には、いつも季節の珍しい草花が活けられていたし、店の入り口右のウインドウには、草だったり木だったりが、素人離れした活け方で飾られているのだった。そして、店のレジ横の坪庭には、見事な桜や椿や紫陽花や、が植木鉢ごと運ばれて飾られる。その方がコロナで店を辞められてからも、その飾り方は続いている。
画像3 今日は、若い紅葉の木。紅葉の葉は、普通のものより大きく、生き生きと枝を伸ばしていた。秋の紅葉もいいが、春の青紅葉も清々しくていい。蕎麦屋に来ると、ひとしきり、草花や木の話で会話が弾み、それも楽しみのひとつだった。西武線に乗って、所沢の先から通って来られていたので、辞められてしまった後は、わざわざここまで足を伸ばすことはないと思われ、もう会うこともないと思うと、少し寂しい。

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