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​​yawnなふたり目「こうしろさんってどんな人?」

「100年をどう生きるのか。
生きていればたくさんの人と出会い、いろんな場に置かれます。
自分がどう振る舞えばいいのか、何ができるのか、正解は何か。
自分なりの正解を見つけていきたいんです」

好きなモノだけ、ステキなモノだけ。
これまで1,500人に”仕事”でインタビューしてきたけれど、プライベートで好きな人にインタビューしてみたいなとコツコツ。

ふたり目はこうしろさん。

こうしろさんってどんな人?

周りからは「バランサー」と言われますが、自分でもそう言われるのが気に入っています。

「うまくやる」、それも「みんなで」。

チームって優秀な人もそうではない人もいるのが当たり前だと思うんです。
そんなチームでどうバランスをとって「みんなでやりきった!」を実現するか、それを大事にしたい。

小学校のころ、僕は承認欲求が強かったと思います。
「一番になる」、つまりは「みんなに注目してもらう」に誰よりも熱心でした。
サッカーをやっていましたが、「チームで勝つ」よりも「自分が目立つ」で頭がいっぱいだった気がします。

変わったのは中学のとき。

進学塾に入ったら、周りが「この前の試験、全国で何位だった?」と話すような優秀な人ばかりだったんです。
めげずに頑張って県のトップ校に入学しましたが、80点をとってもクラスの平均点が90点(笑)。

頑張ってもトップになれない……
「自分が自分が」と頑張っても、前に出られないんです。

進学塾や高校の仲間たちに勝てない、落ち込みました……
でも「ナンバーワンになりたい!」と頑張れたのは、競える”仲間”がいたからなんですよね。

彼らとはいまでも繫がっていますが、医師だったり弁護士だったりそれぞれの道を歩いています。
その中で僕のオンリーワンなスキルは何か。

「バランサー」はそんなスキルのひとつだと思うんです。
だからバランサーとしての力を磨きたいし、生かしたい。

そして、この仲間=「みんなで」の輪を広げていきたい。
どんな場でも「イイ感じ」にできるようになりたい。

極端な例えですが、このまま中国の経済が伸びていって、10年後には日本企業のほとんどが中国資本になっているということもあるかもしれません。
そんな情勢や環境の変化にも対応して「みんなでイイ感じに楽しく生活できている」を実現できるバランサーになっていたいんです。

優秀じゃなくても抜きん出たスキルを持っていなくても良い。
楽しく生きていきたい、「みんなで」に入りたい、入って欲しい人はどんどん仲間に入ってきて欲しいです。


嬉しいなって思うことは?

ちょっと難しいですが、「僕が関わったことで変化があった」を感じられるときです。

前職でインターン生の教育を任せてもらっているんですが、”教育”は特に変化を感じやすいですよね。

いろいろ教えかたを工夫したり、自分でやってもらったりして「これに気付いた」「できるようになった」と言ってもらえる。
さらに「こうしろさんのおかげです!」なんて言われたら嬉しいですよね。

中高大のときはずっと焦っていました。
周りが優秀すぎて「自分はこれでいいのか、将来やっていけるのか」と焦っていましたが、就職は狙った企業に行くことができ、いまは結婚もして焦ることなんてなくなりました。

だからこそ「予想外が起きる」ことを期待しているし楽しいんです。
「こうしろさんのおかげです」、僕が予想していなかった発見や学びを得ていた、それを感じられると嬉しい。

そして、焦っているときは矢印が自分に向いていたと思うんですけど、いまは矢印が外、周りの人に向いている。

矢印の向きが変わったら焦りが高揚感へ、承認欲求も「自分を認めて欲しい」から「仲間も含めた”自分たち”を認めて欲しい」に変わったと言うか。

「こうしろさんのおかげです」と言われると、「またひとつ、”僕の仲間の”自慢できることが増えた」と思えるから嬉しくなるのかもしれません(笑)。


悩んでいることは?

正直に言うと「いま悩んでいることはない」です。

昔は「みんなに好かれたい」と悩んでいました。
よくよく考えると「自我が目覚めていなかった」と言うか、「人から好かれたい→一番になれば好かれる」と”なんとなく”思っていたんです。

でも、進学塾や高校で鼻を折られましたし、大学を卒業して社会に出ると「みんなに好かれる訳ではない」がわかりますよね。
「できる」と思っていたことが「できない」、そんな自分を嫌というほど実感させられました。

でもそれでいいんです。

いまは「なぜ人から好かれたいか?」と聞かれても「バランサーだから」とはっきり答えられます。

「嫌われ役は本当に嫌われてはいけない」と言いますけど、バランサーも同じ。
嫌われ役でもバランサーでも”調整役”がみんなから嫌われていたら「みんなで」が実現できないんですよね。

元リクルートの藤原さんが「いまの時代はひとつの武器では戦えない」と仰っていました。

「足が速いからかっこいい」とか先天的に身に付いている武器で悩んでも仕方がない。
でも勉強もそうですし、「あいつはいつも感じがいい」とか「困ったときにいつもヒントをくれる」は後天的に身に付けられる武器、魅力ですよね。

こう切りかわると、考えることはあっても悩むことはなくなります。


好きなこと、嫌いなことは?

先に嫌いなことを言うと、「足を引っ張る」みたいな感覚が嫌いです。
世の中には賛否のあることはたくさんあります。

否定することは悪くはないですし「全部ポジティブに受け取るべき」とまでは思いませんが、「自分が否定したい」ことに全力をかけて「追い落とそう」とする姿勢、文化は嫌いです。

好きなことは、ゲームです。

マジックザギャザリングやいただきストリート、モノポリーは夢中になって何時間もプレイしました。
いつかは自分でもそんな「人が長い時間夢中になってしまうゲーム、仕組み」を作りたいと思っています。

パズルゲームは特に凄い。
シンプルなルールなのにたくさんの人を夢中にさせて気付いたら長時間遊んでしまっています。
人の欲求とか、視点とかを考えていないととても作れません。

好きなことは嫌いなことと対になっているんです。

いまは足を引っ張るに夢中になってしまっている人にも夢中になれる「楽しい」を用意したい。
「みんなでイイ感じに楽しく生活していく」の仲間になって欲しいんです。

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