【2PickWUPアディショナル】ブーストキッカーの出禁とその後の環境変遷について

・ブーストキッカーの出禁

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「2Pick」フォーマットについて、5月上旬の全ユーザーの対戦データを集計したところ、ネメシスクラスの勝率が59.4%と高く、他のクラスの勝率と比べると1強状態でした。シャドウバース公式サイトより引用https://shadowverse.jp/news/?announce_id=1458)

WUPアディショナル直前に、ブーストキッカーの出禁のお知らせがありました。どうやらアリーナ勝率が59.4%もあったそうですね、恐ろしい。これによりWUPアディショナルはこれまでのアディショナルに比べて、環境が大きく変化しました。

これまでのブーストキッカーは主に以下の役割を担いました。
・銀枠から手に入れられる手軽な全体除去(AOE)
・それに伴う除去リソースの温存

環境の覇者であるネメシスが手軽な全体除去を失ってリソースの温存もできなくなったにつれて、環境の中心が変わりました。

・【環境中心の変遷】陰に隠れた猛獣--レヴイオンの魔獣使い

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エンハンス6で3面展開、進化権を使用することによって更に1面追加して4面展開できるこのカード、これまではブーストキッカー1枚で処理できました。しかし、ブーストキッカーの出禁によって、このカードそしてロイヤルクラスが一躍して環境の中心になりました。

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更に、複数展開されたホワイトタイガーは選択不可・守護という強力な効果を持っていて、全体除去突進フォロワーによる除去などの回答を持ち合わせていない対戦相手はそのまま負けてしまうことも少なくありません。

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また、ロイヤルは6コストのプレイとして、強力なカードが複数存在しているため、魔獣使いを一点集中にケアすることも難しく、多くのプレイヤーが悩まされていました。

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単体除去を所有しながら、銀枠に全体除去が三種類あるウィッチクラスが注目され、筆者の周りではロイヤル・ネメシスに続いてウィッチを3位にするプレイヤーも少なくありませんでした。

このような見直しはウィッチクラスに限らずに色んなクラスで行われて環境が更に変化しました。

・ネメシスの復権及び中堅クラスの見直し

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1コスト3/1突進という異様なスペックを持つエンシェントアーティファクト(以下エンシェントAF)はホワイトタイガーを処理するのにぴったりの一枚として注目されました。

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元々評価が高いとされたエンシェントAFを場に出すマジックエンジニア・アイアンスティンガー・運命への反逆のほか、デッキにエンシェントAFを入れるキャットガンナー・ブライトシューターや、デッキにあるエンシェントAFを場に出す天翔のイカロス、手札や場にあるエンシェントAFを増やす魔笛の奏者ハーメルン・デバイスチューナーなど、全体的にエンシェントAF関連のカードがより評価される傾向が見受けられました。

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またレゾナンスハート・ツヴァイも一枚でレヴイオンの魔獣使いを処理できるカードとして挙げられます。

これらにより、ブーストキッカーがなくてもロイヤルと互角以上に戦えるスタイルが確立され、ネメシスがまた環境最強の一角になりました。

一方、そのほかのクラスの中、レヴイオンの魔獣使いへの対抗手段があるドラゴンそしてネクロマンサークラスが中堅クラスとして挙げられます。

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金虹枠に多いとは言え、豊富な全体除去を持つドラゴンクラスはレヴイオンの魔獣使いへ対抗しやすい。また、PPブーストをすることによって上位クラスを匹敵するパワーを叩き出す可能性もあります。

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ロングゲームに長けたネクロマンサークラスは亡霊の使役者(エンハンス6)やアディショナルに追加されたナイトメアイーターなどを生かして、中盤のレヴイオンの魔獣使いを凌ぎつつに自分が得意な長期戦に誘導したいところ。

最後に

ブーストキッカーが出禁になった後のアディショナル2Pick環境の変化について筆者の私見をまとめてみました。残り少しですが、ぜひ最後までこの環境を楽しみましょう。


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