ITアレルギーが独学でセキュリティ最難関資格CISSPに合格した勉強法

自己紹介

初めまして。YAUと申します。

私はIT業界に身を投じてから、5年が過ぎようとしているサラリーマンだ。元々、文系学部卒であるため、学生時代に情報系の勉強はしたことがない。もっと言うと、高校の時から理系科目が非常に苦手だった。進路選択の時には、迷うことなく文系を選んだが、国立大学を目指していたので数学だけは勉強しなければいけなかった。

だが、結局は数学が足を引っ張る形で、目標としていた国立大学には合格できなかったという過去を持っている。そのため、理系科目については未だに苦手意識がある。

ITアレルギー

幼少期からITや機械類はあまり得意ではなかった。両親共、文系出身で理系科目は大の苦手。そんな家庭で育ったので、大学生になるまでPCでメールすら打ったことがなく、ITとは無縁の生活を送ってきた。大学3年生になり、生まれて初めて自分のPCを購入したときに、IT音痴を曝け出すことになる。

ある授業の時だった。

教授「PCをWiFiに繋いで、指定のWebサイトに行って下さい」

私「??????」

教授「分からない人がいるようなので、もう一回言います。PCをWiFiに繋いで、指定のWebサイトに行って下さい」

私「??????????????」

当時、私はインターネットは有線でしか繋げないと思い込んでいた上、WiFiは「ウィフィ」だと思っていたのだ。そんな人間に「ワイファイに繋いで」と言っても、分からないのは当たり前。周りは糸もたやすく、言われたことを理解しているのに、自分だけインターネットに繋げないという現象が発生した。

教授に呆れられながら、何とかネットに繋いだが、それ以降、自分だけ繋げない現象が発生するのを恐れて、いつも有線を使っていた。それぐらいIT音痴で、しかもセキュリティについては未経験だった人間が、セキュリティの難関資格に合格できたのだから、あなたも必ず合格できる。私の経験が少しでも何かの役に立てば嬉しい。

CISSPとは?

セキュリティに関する資格では、「国際的に最も権威あるセキュリティプロフェッショナル認証資格」で、業界では最も評価されている指標の一つ。受験料は一回につき700ドル(約8万円)。受験料も高く、勉強量も多い資格となっているが、取得したときのメリットは大きい。業務の幅が大きく広げられるし、市場価値は間違いなく高まる。結局、合格するまでに3回の受験を要したが、以下では初回から三度目の合格に至るまで、どのような勉強をしたのかを順を追って詳しく説明していく。

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