いのちのものがたり23

心が熱い、焼けるようだ。

「それだ」王は続けた。「我々は一つ」

その声を聞きながら、私は意識が遠のいていった。

このままでは、身体から離れてしまう。

そう思ったと同時に、わたしは月にいた。

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