いのちのものがたり10

母は時たま、わたしを見てとても悲しい顔をした。

死ぬおもいで、いのちを隠して生きてきた。

それを子にやらせなければならない。

この事の苦しみは、計り知れなかった。

連綿と受け継がれた歌は、救いだった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?