いのちのものがたり4

うごめくおもいは、大きくなった。

まるでバラバラの「それ」は一つの固まりのようにうねり、広がっていった。

いのちは深くしずみ、おもいは大きくなった。

こわれそうだった、わたしの思いが。

あったのだ、思いが。

「わたし」は、人間になった。

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