見出し画像

嫁VS姑&小姑100年戦争⑫

本編⑨~時間がまた前後するが~一人目のお産の入院中も、婚家は夫のみ来ただけで、誰も祝いに来なかった。祝金はもちろんない。

産後は普通に実家へ帰ろうと思った。でも、「嫁の実家の孫じゃない、うちの孫じゃ。」と大姑が言っていると夫から聞かされて、退院後は婚家へ帰った。婚家で1週間泊まったが、「◯ちゃん(夫)、風呂へ入れ~。」とは言うが、私にその言葉はなく、昼間の授乳の時に湯沸し器の前で、タオルを温め、母乳マッサージの合間に上半身を拭いた。大舅大姑の居ない時を見計らって湯沸し器の前に行くのに、いつのまにか二人とも、私が上半身裸なのに、平気で入って来て座ってマジマジと見るのだった。

この人達に遠慮の文化はないのか?と思った。そして、大姑の言う事にまた呆れた。「乳には、さし乳と垂れ(だれ)乳があって、あんたのは垂れ乳じゃ。垂れ乳の乳はくさるから、天皇陛下の乳母にはなれんのじゃ。」とのたまうのだ。ホントおとなしくしていれば言いたい放題。他にもここにはとても書けないことがあり、1週間でがまんの限界。実家へ帰ったのだった。その後も実家へ「◯◯(実家)の孫じゃない。」と大姑から電話はかかっていたが、実家では2週間休んで婚家へ帰った。

婚家に1週間居る時に、近所の大姑と同じ年位の人がお祝いに来てくれたが、その人は「今時、婚家に帰って休む嫁さんはおらん。おばあさんらにも赤ちゃんを抱っこさせてくれて、ほんま良い嫁さんじゃ。」と誉めてくれた。まとまな神経の持ち主が居た!と思った。~つづく~