嫁VS姑&小姑100年戦争No.46
本編43~姑は、まだ大姑が生きていた50代の頃、よく旅行に行っていた。日本全国はもとより、ヨーロッパ、ニュージーランド、中国、エジプト、カンボジアなど、
数えきれない。日本の旅行でさえ、場所によっては一週間位、長く行っていた。
その間、こちらは大姑がいるので、年寄りを残して旅行にも行けないし、日帰りで遊びにも行けなかった。
業会のヨーロッパ旅行、淡路島等法人会の国内旅行や組内の旅行は全部、姑が行くというので、行かせてあげた。業会費は自営の会社から出しても自己負担金というものがあり、それも私達が負担していた。個人の旅行の時には、お小遣いとして、1万円あげていた。
そしたら普通、若い者が行かせてくれて良かった、ありがたいと言うのが本来の姑というものではないか?しかし、うちの姑はそんなことは言わない。「あんたらが行かん言うけー、代わりに行ったんじゃ。(行ってやったんだ)」というのだ。
確かに香港旅行だけは、夫がはじめ行くといっていたのに仕事の都合で行けなくなり、行ってもらった。でも1回だけで、あとは姑が行きたいというから、行かせてあげたのだ。
また、小遣いを1万円もらったら、私達に半返しで、5000円位のものを買って返すのが本当じゃないか?しかし、うちの姑はそんなことはしない。従業員に一人ずつ1000円のものを10人に買ってくるのだった。従業員にしたら嬉しいが、私達には何もない。つくづく身内にはきつい、外面の良い姑だった。~つづく