嫁VS姑&小姑100年戦争No.49
本編46~前話の腹立たしさをやっと忘れかけた頃、義弟が再婚するという。義弟からの電話で、「この日に籍を入れたいのに、お母さん(姑)がその日は暦の上ではいけん日じゃ、この月なら、一番良い日は◯日じゃ。」と、話したという。
それ程、暦を気にする人間が、なぜ長男の結婚記念日をわざわざ仏滅にしたのか、また姑への怒りが再燃するのであった。
で、私は「うちらはお義母さんにわざわざ仏滅に結婚させられたけど、離婚もせずに仲良くしてるから、いつでもいいんじゃない?外国人には暦とかないし。」と答えた。
義弟は前妻と離婚した後、子供3人とも別れたので、寂しくて、いつも酒を飲んだくれてはうちへ電話してきていた。家事が終わって、これから風呂に入ろうという時間に電話をかけてくる。しかもほぼ毎日で、酒に酔っていて長い。
夫はすでに寝ており、ほぼこの事を覚えていない。たまにまだ起きてる時間にかけてきても、忙しいのに毎日かけてくるなとも言わないし、何も言わない。なので、義弟も平気でかけてくる。そんなこんなで、再婚が決まるまで何年間も、夜になれば、私はただで、酒飲み義弟の話相手をしていたのだ。
愚痴を聞いたり、励ましたりして、本当に義姉として、義弟の面倒を心からみていた。この事は姑も小姑も知らないが、私は本当に頑張ったのだ。
それから長い年月が過ぎ、私が腰の手術をした時のこと。2、3日の入院だったが、その時、義弟からびっくりする事を聞いた。~つづく~