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嫁VS姑&小姑100年戦争⑱

本編⑮~産後の体調が戻った頃から、また大姑が、「お母さんとおじいさんがケンカしてケンカしてどうもならん、やっぱりあんたらが晩御飯におらにゃーいけん。」と言い出した。
産後の約二ケ月間、帝王切開の後が悪かったので、午前中、大姑に長男だけ見てもらっている時間は平和だった。次男の子守りをしながら、NHK学園の通信教育で複式簿記を勉強していたのだ。やっと少し自分の時間が持てたのに…と思ったが、仕方なく二人の幼子を連れて又、晩御飯支度に通い始めるのであった。

確かに大舅と姑は仲は悪かった。でも、今思うに、ひ孫(孫)見たさに、大姑と姑がひと芝居打ったのではないか?ご飯支度に来てくれたら、ただでご飯は食べれるし、孫は見れるし、何しろ楽だ。大人ばかり三人顔を付き合わせていても面白くはない。でもそれなら、食費を出せば良いのに相変わらず出さないのだ。夫もこの時ばかりは、話してくれたが、結果としては無視された。本当にケチだ。

で、毎日ご飯支度に行くと菓子の大袋で長男のご機嫌を取り、甘やかす。これからご飯を食べさせるのに、菓子を毎日1袋食べさせておいて、いざご飯となると食べない長男に、今度は現場から帰ってきた姑が「◯◯君、何でご飯食べんのん?◯◯おばさん(義妹)はね~、よう食べよったよ。」授乳時間になって次男が泣いても、代わりに支度を手伝わずに、「◯◯君、どして泣くん?◯◯おばさんはね、全然泣かんかったよ。」と何でも義妹と比べてくる。というか、いちいち自慢してくる。毎日なので、さすがの私も閉口して、「じゃあ、お義母さん、◯◯子ちゃん(義妹)は赤ちゃんの時、全然泣かんかったんですか?」と聞くと、真顔で「うん!全然!泣かんかった!」と答えた。~つづく~