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嫁VS姑&小姑100年戦争No.35

本編32~しまいには、御詠歌を習うから送り迎えをしてくれと頼んできた。私は自分の習いたい事もがまんしている時だったので、頭には来ていた。でもその時も実家の母が、「御詠歌は難しいから、おそらくは長くは続かない、短い間のことなんだから気持ち良くやってあげ~。」と言うので、致し方なく送り迎えをした。しかし、自分ちの嫁が街に居て、使い物にならないからといって、姉(大姑)の家の孫嫁にこんな事、頼むかなと私は信じられなかった。幸い、御詠歌は母の言う通り、長くは続かなかった。

大姑が2回目の大病で入院した時も(肋間神経痛の痛み止めを日に何回も飲み、胃から出血して緊急入院した時)、「何で飲まんように気を付けんかったか!」と私に食ってかかった。この時、私は泣いたが、言われて悔しくて泣いたのではなく、この時は大姑が良い人になっていて仲良くしていたから本当に悲しくて泣いた。
でも、私の涙を見て、大姑の妹は反省はしたようで、その後、懸命な看病の私の誠意も通じて、良い人になってくれた。

今は、街にいる子供の近くへ引っ越したが、別れる時には義妹の料理屋で送別会を開く程、仲良くなっていた。街のアパートへ見舞いに行った時もものすごく喜んでくれた。~つづく~