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“彫り物”の宝庫!下中村の寺宝めぐり〜円空仏や金剛力士像、欄間彫刻を訪ねて歩く〜

11月7日は、中村まち歩きマイスターの会の伊神敏雄さんにご案内いただき、中村公園駅から南へ、いくつもの寺社を訪ねて歩きました。

西光寺は豊臣秀吉の母親の旦那寺、薬師寺は秀吉が小田原征伐からの帰路に立ち寄った場所、日之宮は秀吉の母親が男子を授かろうと日参したお宮。秀吉が生まれ育った土地だけに、秀吉にまつわる名所旧跡がたくさんあります。地域の皆さんが長年に渡って大切に守ってこられたのだなぁ、と感じました。


正賢寺ではご住職さまより、真宗大谷派のことやお寺の歴史など伺いました。このお寺は空襲で焼けることがなかったので、江戸時代の彫物師・瀬川治助によって彫られた欄間が今も残っています。中国の孝子24人の物語「二十四孝」を表現した彫刻は、時間があれば一つ一つをゆっくり拝見したいほど見事でした。


行基が創建したとされる願成寺では、ご住職さまに柿本人麿の姿を表した円空の彫刻を見せていただきました。優しい表情に惹きつけられます。また、薬師堂にて本尊の薬師如来の左右に立つ金剛力士像も間近で見ることができました。310cmの高さがあり、表情にも威厳があって、すっかり圧倒されました。


私自身、中村区は名古屋駅のある新しくて賑やかなまちというイメージが強かったのですが、今回のまち歩きに参加して歴史的にも魅力あるまちということを知りました。中村区をもっとよく知りたくなりました。

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レポート:こんどうあきこ  写真:すえ

■レポートしたプログラム


■まち歩きなごや


■やっとかめ文化祭


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