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尾張国正税帳に見る豊かさの源流

本日は10時から「やっとかめ文化祭・尾張国正税帳に見る豊かさの源流」のやっとかめ大使に行ってきました。

講師:丸山裕美子(愛知県立大学日本文化学部 教授)

この講座は19世紀に奈良・東大寺の正倉院の南倉で発見された古文書を読み解く税制の内容である。
1万点を超える膨大な資料群の中から、8世紀の東大寺写経所が残した事務帳簿が発見された。諸国の公文書が中央に提出され、不要になった後に東大寺写経所に払い下げられ、その裏を事務帳簿として使用されたために偶然現在まで残ったのは幸いであったと言えるだろう。

その中の天平2年(730)と天平6年(734)の文書を解析すると、古代の国は66ケ国2島で有り、大国・上国・中国・下国の4ランクに分けられ、10世紀の「延喜式」の規定では大国は13ケ国、上国は35ケ国で尾張・三河も上国であった。
(資料より抜粋:穀の蓄積=722年162808石→733年258440石⇒11年で9500石増)
 尾張がいにしえより上国で豊かで有ったことが判明し、愛知県民として誇らしく嬉しく思った。

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レポート:稲熊敏長 写真:毛利

■レポートしたプログラム

■まちなか寺子屋

■やっとかめ文化祭

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