「建物とは運命共同体?」~今だからこそ会いに行ける魅惑のモザイク壁画たち~
11月11日(水)午前、まち歩きなごや『「建物とは運命共同体?」~今だからこそ会いに行ける魅惑のモザイク壁画たち~』へ参加してきました。
ガイドは、モザイク愛好家の森上千穂さん。名古屋の中心部、栄・伏見にあるモザイク壁画たちに会いにいきました。
最初に向かったのは、CBC会館。ここにある壁画は、メキシコ壁画運動の影響を受けたという北川民次さんの力強い原画をもとに、大小の石を組み合わせたモザイク表現で忠実に翻訳した矢橋六郎さんなどによって、1959年に作られました。作られてから60年以上も経ているにもかかわらず、今も力強さは変わりませんでした!
続いて、日本キリスト教団 名古屋中央教会、松坂屋地下通路にある壁画を見学し、山口銀行 名古屋支店がある伏見へ移動。
山口銀行 名古屋支店の中には、開業時(1966年)に「城を築く」というテーマで、名古屋城築城の様子が描かれた、縦7m・横12m程の大きな壁画を見れます。こちらは、ガラスモザイクを使っており、細やかに表現されていました。
そして、最後に、地下鉄伏見駅へ。鶴舞線開通時(1977年)に制作された壁画をみて、モザイク壁画ツアーは、終了となりました。
「モザイク壁画は、建物の一部として作られているから、遠くからも眺めて、建物との一体感も感じて欲しい」と、語る森上さん。モザイク壁画が、そこに作られた背景と共に、お話いただきました。
モザイク壁画と共にある建物は、高度経済成長期に建てられたものが多く、60年以上を経て、多くの建物は建て替えの時期にあるなど、建物と共に少しずつ姿を消しているのだとか。
だからこそ、「今だからこそ会いに行ける」だったのですね。
モザイク壁画の魅力とたくさん出会えたまち歩きでした。
〈レポート:大野、カメラ:鬼頭〉
■今回参加したまち歩き
■まち歩きなごや
https://yattokame.jp/2020/machiaruki
■やっとかめ文化祭
https://yattokame.jp/2020/
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