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リニューアルに寄せて/父の覚悟

こんばんは!
店長の中里です。

店長としてお店に立ち、早3ヶ月。最近のシンカイは、近所のおばちゃんがふらっと寄ってくれて一緒にお茶したり、近くの大学生が悩みを相談してくれたり聞いてくれたり。
気温は寒くなる一方ですが、長野の人のおかげであたたかい気持ちにさせてもらっています。

また、「シンカイご飯会」という緩くご飯を食べるイベントを定期的に開いているのでよかったら参加してみてください!

さて、話は変わりますが、改修後、兼ねてよりプレオープンをしていたシンカイは、2月よりリニューアルオープンします!

前のシンカイから変わったこと

①お店の改修をしました!

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10月30日~11月3日にかけてシンカイの改修工事を行いました。

改修内容は以下のとおりです。

・ガタガタだった土間の打ち直し
・空間を広く使うためにカウンターなどの撤去
・真夏 真冬でも開けっ放しで営業していた入り口に扉の設置
・店内を明るく照らすためにライトレールの設置

今までのシンカイの良さも踏まえた上で、空間の印象もガラッと変わり、今まで以上にイベントがしやすくなりました!ぜひふらっと遊びに来て下さい。

②体制が変わります!

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11月より産休に入った前店長ナカノに代わり、私中里優が新店長になりました。また運営にはHuuuuの日向コイケも加わり、これまで以上にオリジナルグッズやイベント運営を行っていきます。

3人の決意表明をご覧ください!


③店名とロゴが変わります!

これまでたくさんの人に愛されてきた「やってこ!シンカイ」ですが、リニューアルに伴い、店名を「シンカイ」へと改名します。

「やってこ!」は鼓舞。人に元気、やる気を与える言葉。僕自身、やってこ!という言葉が好きだし、僕にとってのシンカイは「やってこ!」というイメージがありました。

ただ、これからのシンカイを考えた時、人それぞれの「シンカイ」の形があっても良いのではないかと思ったのです。

「やってこ!」という言葉を礎に、シンカイは次のステージへ進みます。
ロゴは近日中にnoteで発表予定!お楽しみに。

これからのシンカイ

これからのシンカイを良いお店にするために店長になってからさまざまなお店を訪ねました。そして、自分なりに分かったことがあります。

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・いる人がいいお店

「いいお店」だと思ったお店の1つに、店員さんいい人だと思ったことがあります。

店員さんは、会話が弾むお兄さん。優しくて、気が使えて、かっこよくて、扱っている商品を熱っぽく語ってくれる人。

お店として商品がいいのは当たり前です。商品に自信を持ってお客さんにお伝えする。私自身がもっといい人になってシンカイをいい店にします。

・影響を与えるお店

「こんなに頑張ってる人がいる、僕も頑張ろう」「こんな生き方があるんだ」と思えるお店。極論を書くと、人生を変えてしまうお店(私にとっての、やってこ!シンカイがそうでした。)

・そこに行く価値のある場所

「行ってよかった」と帰り際に思えるお店。

具体的には、長野で活動する作家さんとのコラボ商品の制作や、イベントの企画、そして、各地との繋がりを生かして仕入れた商品の販売に力を入れていきます。

「シンカイ」を媒体として、さまざまな関係性が交差する場所を作っていきたいと考えています。

・感謝 素直 謙虚 の気持ち

俺から送りたいのは、タレントの森脇健児さんの格言でもある「素直な心、謙虚な態度、感謝の気持ち」この3つを大切にしてほしいな。

(「TURNS」volume39 やってこ!シンカイ未来会議より)

お店に立ってから、とても多くの人がシンカイに関わっていることを知りました。
お客さん、友達、商品を卸して頂いている方、建物のオーナーさんなどです。その人たちがいなかったら今のシンカイはありません。

私は、この3つの言葉をいつも心に留めてこれからも頑張っていこうと思います。

・ナナメの関係があるお店

柿次郎「ナナメっていうのは、近所の家のお兄ちゃんみたいに、無責任に『この本いいよ』とか『この音楽かっこいいよ』って言って、人生に影響を与えちゃう存在で。そういう人って大事だと思うんです」

(【対談】「ナナメの関係性と学びと自治」阿部長野県知事×徳谷柿次郎シンカイSTORY BOOKより)

私自身、これまでナナメの関係をほとんど持たずに今に至りましたが、シンカイに関わるようになってから、やってこおじさんや、近所のおばちゃんと関わりその重要性に気づきました。

「ナナメの関係」は今後もシンカイを続けていく中で大切な要素だと思っています。私はお店に立ちながら、その関係を意図的につくっていきます。

シンカイに来た際には、積極的に知らない人と会話してみてください!

さいごに

正直、お店を継続していくことはそう簡単なことではありません。

小売り一本で利益を出すことを目的にしているわけではないため必ずしも「赤字状態が不健全」と言い切るのは難しいですが、商品の販売、イベントの収益だけでみると厳しい状態が続いているのが現状です。普通のお店であればありえないことだし、私は1つのモデルとしてお店シンカイを成功させたという実績が欲しい。何もできない私が、何者かになる手段の1つがお金を稼ぐことだと思っています。

そして、重要な理由がもう1つあります。

父になるからです。

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(ここから文章は、妻からの突然の「おしるし」がでてもうすぐ生まれるかもしれないという連絡があった中で書いています。)

私は、あるとき父になる決意をしました。妻のナカノが子育てをしたいと言っていたから。それ以外にしたいことがないって。妻をステップアップさせてあげられるのは自分しかいない。そんなんやるしかないじゃん。

きっと、ぜったい、すごく大変だけど私は父になる決意をしました。
だけど!いま!生まれるかもしれないという状況で、あたふたして、なにも手につかないだっさい自分がいます。情けない。

けど、子供を育てるためにダサさなんてもうどうでもいいんです。
スマートでいたいけど、がむしゃらに頑張るダサいお父さんでやっていきます。

決意表明としてこのnoteに残します。

これからシンカイはお店でもあり、私とナカノの子供が育つ場所にもなります。『シンカイSTORYBOOK』の中でもナカノが言っている「シンカイで子育てをしたい」が現実になります。

それまでひとまずナカノ戻ってくる場所「シンカイ」を守り続けます。

最後は個人的なことを書かせて頂きましたが
どうぞ、新シンカイもよろしくお願い致します。

中里優


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