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【天狼院書店初心者短編2020年2月コース受講者向け】⑨文章で以て己を表現するということ

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【注意】
 こちらのエントリは、天狼院書店さんで開催中の「短編小説100枚を二ヶ月で書いてみる」講座参加者の方向けのエッセイです。参加していない皆様にもなにがしかに気づきがあるかもしれませんが、このエッセイは基本的に「初心者の方が小説を書き切る」という目的設定をした講座に向けたものでありますので、中級者、上級者の方がご覧の際にはそうした点をご注意の上ご覧ください。
【注意ここまで】

 さて、天狼院書店さんの2020年2月からの講座も、本日でおしまいということになりました。皆様、たいへんお疲れさまでした。
 いろんな方がいらっしゃることと思います。既に書き終わった、二作目を既に書いてる、いやいや、逆にまるで筆が進まなかった、半分くらいまでしか書けてない、それどころかプロットをまとめることも出来ませんでした……。恐らく、十人十色、色々であったかと思います。
 けれど、この講座に参加なさった方全員に申し上げていることがあります。それは、「必ず最後まで書き上げてください」です。ぶっちゃけ、小説を書くことに向かない方というのはいらっしゃいます。けれど、それは最後まで書き切ってみてから判断していただくのがよろしいかと思います。実際、最後の最後で小説を書く喜びに出会うこともありますので。

 さて、本日は講座の最後ということで、今回の講座の総括をお話ししようかなと思います。

 恐らく、この講座を受けた方の内、継続的趣味として小説に取り組まれるのは5人に一人程度だとわたしは考えています。
 その理由については皆様が一番ご存じだと思います。
 小説を書くのって、結構体力や精神力を使いませんでしたか? 恐らく、わたしの講座を受けてくださった方の中で「ノリノリで最後まで書けたぜ!」という方は一人いればいい方だと思います。多くの方は、「物語を考えるのってこんなに大変なんだ……!」とか「登場人物が増えると途端に難しくなるのね……」とか、「こういうとき、どういう言葉を選べばいいか分からない」などなど、悩まれながら執筆なさった方が大多数だと思います。
 楽しいこともめちゃくちゃ多いものの、実際に体力や気力を使う趣味なのは間違いがありません。
 じゃあ、この講座は無駄だったのかという話です。
 いや、そんなことはありませんよ。
 今、空前のテキスト時代がやって来ています。
 ブログやTwitter、Facebook、インスタグラムなどのSNSが急激に発達したこの現代、猫も杓子もテキストを自ら作り、世に問うています。いや、むしろ、テキストを媒体にしたコミュニケーションが猛烈に発達した、ともいえましょう。そういう意味では、noteなどもその延長線上に存在するWEBサービスであると言えます。
 実は、わたしが小説養成講座でお教えしたあれやこれやの知識やノウハウは、割と簡単に現代の「テキスト時代」に応用可能なスキルです。小説を書く際に必要な「本質を見抜く力」は何かの感想を書くときに使えますし、ライティングの技術や手直しの際の注意なども、己の文章を見直す時に有効です。
 また、そうした趣味のことだけではなくて、実は仕事でも有効に使うことのできるスキルです。
 今、業務上のやり取りでメールが使われるのはむしろ当然のことになってきました。しかし、メール、あれこれ考えているうちに時間を取られ、本当にやりたい業務に差し障りが出るなんてこともあります。けれど、小説講座でお教えした「構造を見抜く」スキルを用いることで内容の把握が楽になります。また、素早い返信ができるようになります。

 そう、小説講座は、案外実学的な要素もあるのです。

 なので、今回、もし小説を書くのに向かないなあとお思いになられたとしても、明日のあなたのお役に立てるスキルはある程度身についておられるんじゃないかなーというのが、最後の講座を終えた皆様に送る、最後のアドバイスになります。

 二か月余り、お疲れさまでした!

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歴史、時代小説分野を専門にしている商業小説家。ゆるふわ系男子になりたい。

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