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柳田将洋という衝撃

いわゆる推し語りってやつです。


1.柳田将洋という人物について。


 まず彼はプロバレーボール選手である。
 東京グレートベアーズ所属。身長186cmのOH(アウトサイドヒッター)。アタッカーとしては小柄になるらしい(すごい世界)
 彼の特徴は、強力なジャンプサーブとバックアタック。映像を見て聞いて欲しい。音がおかしいから、たぶんビンタされたら顔面複雑骨折する。
 そして空中姿勢が、パッと見で「アレが柳田将洋だ!」ってなるぐらい美しい。世界の石川も

「柳田さんはサーブでインパクトが強いので…綺麗?…美しさとか、そういうところみたら凄いなって思う(語彙力)」

っていうぐらい綺麗。
細かいプロフィールはWikipedia所属チームのHPにてご確認を!


2.きっかけ


 まず柳田将洋という名前自体は、前から知っていた。
 私が中学生ぐらいの時、期待の若手エース的な感じでニュースとかで取材されてたので知った。あと度々イケメン特集で石川さんと映ってるのを見た。
もっぱらアニオタネット中毒者だった当時の私「なんか可愛い顔した人おる」という一般的な見たまんまの感想を抱いていた。
 そもそもスポーツと無縁の人生を送ってきていたものだから、イケメンがいるというだけでわざわざ試合までは見なかった。

時は流れ、2023年秋頃。

ネット民「男子バレーに藤井風似のイケメンいて草」
私「なんやてすぐワールドカップ見るぞ」

 普通に釣られた。藤井風似のイケメンもとい高橋慶帆に。
 だがしかし、当時の私は日本代表がAチームとBチームで分かれていることを知らなかった。見ていたのは、ワールドカップ出るのはAチーム、杭州アジア大会に出ていたのがBチーム、そして高橋慶帆はBチーム!ここにはいない!
 そうとも知らず、私はAチームで藤井風似のイケメンを探した。(健気)そしてふと気が付いた。石川祐希はいるのに、柳田将洋がいないと。
 当時私が認識していたのは、清水さんと石川さんと柳田さんぐらい。清水さんは引退(日本代表のみ)されたのを知っていたので、いなくても不思議ではなかった。  
 しかし柳田さんに関しては、石川さんと同い年か年下ぐらいに思っていたため、なぜいないのかと疑問に思った。
 脳みそお花畑の私は、実力主義とか戦略的な人選とかを考えられなかったため、選ばれてないなら引退したのか……?若いのに……?という結論に至った。のちにBチームを調べ、柳田将洋と高橋慶帆はBチームにいること、石川さんより柳田さんの方が三歳上であることを知った。

3.青天の霹靂

 世の中が藍ちゃん!と言ってる間に、柳田将洋を調べ始めた私。
 スポーツという未知の世界を知れば知るほど、やるせなさと厳しさを思い知る。一般素人なので詳しいことは分からない、それでも柳田さんの境遇は並大抵の人間では立ち直れないのではないかってぐらい辛かった。
 若手エースとして期待され、東京五輪でのメダル獲得を目標としひたむきに努力した柳田さん。それでも東京五輪の日本代表に名前はなかった、今まで日本代表の主将とかやってた人でも外されてしまう世界らしい。
 メンタル激弱人間の私なら、全部投げ出すし、なんなら逆恨みとかしそう。(スポーツマン精神皆無)

柳田さん「誰が選ばれたとしても、人間性も最高の選手ばかり。僕たちも含め、ここまで戦い、選ばれなかった選手の分も背負って戦ってくれると思う」

 神かな???人生何回目???
 しかもリアルタイムでワールドカップみて、応援ツイートずっとしてた。すごくない?私なら悔しくて絶対見ない(人間性)
 人間だれしも嫉妬とか羨望とかそういうのあるじゃん。けどそれを割り切って、純粋に応援できるこの人凄い。

柳田さん「切り替え早い方ですけど、(落選は)かなり落ち込みましたね」

 お、やっと人間らしいところが……

柳田さん「一ヶ月ぐらい」

 いや、すげえな。一ヶ月で整理付けられんの。
 私とか数年前の失敗とか、はるか昔に言われた悪口未だに引きずってるよ。
 とにかく調べるほど、柳田将洋という人物に魅せられていった。試合も見たけど、インタビュー記事を読むのが好きだった。この人の言語化能力と、考え方がとにかく好きだと思った。
 アスリートとしては不本意な好かれ方かもしれない。けど、私とは全く違うメンタルの持ち主で、人との関わり方も、常に周りを気にかけ鼓舞できるキャプテンシーも、人として尊敬すべきはこういう人だと思った。




 


4.柳田将洋という衝撃。


 そんな柳田さん、もちろんプレーもえぐい。
 ハイキューぐらいの知識しかないので詳しくは語れないが、とにかく攻撃力が高い。打ち切る力が強い、この人に上げとけば点はいるんじゃねって思えるぐらい。(実際そう)
 バレーのことなんか何もわからん私だったが、今ではほぼルールを理解できて、どうして点が入ったとか反則とられたとか把握できるようになった。
 暇があれば、過去の試合を見返すぐらい好きになった。元々ハイキューを見ていて興味があった部分もあるが、一番大きな要因は柳田さんだと思う。
 柳田将洋がリアルバレーの楽しさを体現していた。しかし楽しいだけじゃなくて、辛いこともやるせないこともたくさんあると身をもって教えてくれた。だからこそ、私はそんな柳田将洋が最後まで戦い抜く姿を見たいと思った。
 これからも柳田さんが魅せてくれるバレーボールを楽しみに生きます。




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