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妙高に行ったらインバウンドだらけだった。人気になる理由もよくわかるよー

さ、と言うわけで始まりました。「たまさんの八ヶ岳Radio、Happy Everyday!!」この番組は、八ヶ岳南麓でハッピーに暮らしている、たまさんが、八ヶ岳の魅力、ハッピーなんだけど色々起きる八ヶ岳暮らし、そして日頃考えている四方山な話をだらだらと語る、そんな番組でございます。肩の力を抜いて、のんびりとお聞きください。(ヘッダー画像はnoteギャラリーから挿入しました。yanotatsuyaさんありがとうございます!)

今回はたまさん、妙高に行ったら、もうインバウンドだらけでびっくらこいたよ、ってお話です。たまさん、新潟県の妙高市に移住してるお友達がいまして、年に何回か遊びに行くんですよ。ま、多くは冬。スノーシーズンにスノボ楽しみに行くんですけどね。

で、今年も行ってきました。しかも大寒波のタイミングだったんで結構雪も積もってて、パウダーを楽しみまくりました。

とはいえね、今年の暖冬はかなりヤバいレベルで、豪雪地帯・妙高でもちょこっと積もったと思えば雨が降って溶けちゃったり、例年なら道路脇なんて背の高さくらいまで雪の壁があったのに、今年はせいぜい膝とか腰の高さまでしか雪がないんですよ。

もちろんそれでもすごい雪なんだけどさ。妙高とかってドカ雪が前提なのでスノーマシンとかないんですよね。だから自然雪が不十分だと、もう営業もできない状態なのよね。

まあ、そんなヒドい状態の今年の雪ですが、それでも多分今年で一番いい雪の日に当たったんじゃないかと思います。膝パウ。膝までのパウダースノーを蹴散らしながらウヒウヒと滑ることができました。

今回滑りに行ったのは妙高の池の平温泉アルペンブリックスキー場、ってところ。ここはパウダースノーを楽しめるように、非圧雪コースもたくさんあって、さらにツリーランって言って森の中もゲレンデ内で滑れるんですよ。

特にこのツリーランって、森の中のパウダーを滑ることができて楽しいんですが、ほとんどのゲレンデではコース外、つまり立ち入り禁止になってるんですよね。

だからツリーランやパウダーを楽しみたい人はバックカントリー、つまりゲレンデの外に勝手に出ちゃって、で、遭難したり雪崩に巻き込まれて死亡事故になったり、ってニュースが相次ぐんですね。特にツリーランは森の中を滑るわけで、木に衝突したりってゆー事故のリスクもあるんで、禁止してるゲレンデがほとんどなんです。

だけどこの池の平だけじゃなくて妙高エリアのゲレンデって結構ツリーランをOKにしてるところが多いんです。しかも比較的傾斜が緩い、ツリーラン初心者でも試しやすいコースを用意してくれてるの。なんか、聞いた話では森の中でも木を間引いて、隙間を作って、ツリーランを滑りやすくデザインしてるらしいんですよ。これってすごい努力だな、って思いますよね。

で、この楽しい妙高ですが、この冬行ってみてびっくりしたのはほんとインバウンドだらけだった、ってことです。ランチタイムのレストハウスなんてもう過半数がインバウンドですよ。

多分、ほとんどはオーストラリア人っぽい感じ。オージーっぽい英語の人がたくさんいました。まあ、アメリカやカナダの人も混じってるかもしれないけどね。でも多分オージー何だと思うな。オーストラリアでは今は夏。夏休みで長期の休みがあるせいか家族で妙高に来てる人たちもたくさんいましたしね。

元々日本のパウダースノー、ジャパウダーはインバウンドに人気で、これまではニセコに代表される北海道が人気だったわけです。おかげでニセコは1日券が9500円とかになってて、ウヒョー、こりゃ気軽に遊びに行けないよーって値段なんですよね。ホテルも外資の高級ホテルが並ぶからいいお値段になってるしね。

ニセコはゲレンデ周辺に居酒屋とかもあるんだけど、まあ、もう、東京よりお値段高いんですよね。北海道グルメなんだから仕方ないか、とは思うけど、なんかもうリアルな日本じゃなくって日本風を作った街、って感じですよね。

で次に白馬が人気になったわけですよ。白馬は八方尾根でリフト1日券が約7000円。お手軽なペンションもあるけどホテルはマリオットとか、だんだんお高いホテルが中心になってきてます。白馬もゲレンデ近くの居酒屋はなんかちょっと高級なお値段になってたり、いかにもインバウンドの人が好みそうなバーができてたりとかね。まだニセコほどではないけどだんだん高級になってきてるんです。

そんな中、はい、妙高ですよ。近くにはロッテアライリゾートって韓国資本の高級ゲレンデがあって、そこはリフト1日券が7000円弱なんだけど、池の平は4900円だもんね。なんか1日券が5000円未満だとちょっと安心するよね。ってゆーか、たまさんはもう体力ないから4時間券で充分なんで、もっと安いんですけどね。

で、このお値段でさっきの内容ですよ。膝パウ、ツリーラン。もうヒャッホーですよ。しかもね、結構空いてるのよ。平日だったこともあるけど、リフト待ちとか全くないんですよね。

さらにびっくりするのはゲレンデのレストハウスね。妙高エリアは独立したリゾートエリアってゆーより、フツーの住民も利用するフツーの街ってのも関係してるのかもしれないけど、ゲレンデ近くのレストハウスってのが、もう単なる街の定食屋、街の居酒屋なんだよね。

これがもうとんでもなく安いのよ。たまさんが行ったとこなんてさ、丼ものが800円とか定食が1400円程度。ま、ここまではフツーといえばフツーですね。でも、なんてったってビックリしたのが日本酒1合で400円だ、ってんですよ。しかもお通しの漬物付きですよ。これヤバすぎない?もっと高くてもいいんですよ?って思っちゃったよ。

だからすごいリーズナブルな値段でジャパウダーを楽しめるってんでオージーファミリーに大人気。夜の居酒屋なんてもう9割インバウンドでしたね。今はラーメンとかカレーとかが海外で人気になってるから、ビールと一緒にいきなりラーメン、って感じで。で、ラーメンの後にポテトとか餃子とか天ぷらとかのツマミを食べる、って感じでしたね。

でもそんな食べる順番なんかどうでもいいじゃん。楽しんでもらえればいいのよ。たまさんも海外行ってテキトーに頼んで食べるし。店員さんも英語がOKなお店もあれば、英語のメニューはあるけど、日本語しか通じないお店もあって、もうリアルな日本って感じなんだよね。

しかも居酒屋で飲み終わった後、売店で山のような缶ビールと缶チューハイを買い込んで部屋へ戻ってく集団もいて。いやーこれが正しいグループスキー旅だよな、とか思って微笑ましかったですよ。

なんかさ、このインバウンド盛り上がりを見ると、妙高が海外の人から人気になる、ってのがよくわかるなあ、って思うんですよね。まずさ、日本の自然の雄大さ、妙高の場合はこのドカ雪とそれをかなり自由に楽しめるゲレンデね。

それから日本のほんとの日常ね。妙高の場合は定食屋とか居酒屋なんだけど、ほんと海外の人向けにアレンジするわけでもなく、まんま、日常をそのままお届けしてるんですよ。

サイコーの自然、日常のニッポン、しかもお値段も手頃でそんなに混雑もしていない。これ、日本人がまだ気づいてないだけでインバウンドの人の方がもうとっくに妙高の魅力に気づいちゃってる、ってことなんだろうな、って思いますね。はい。

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