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たまさんの考えるワーケーション最新事情。2023年はどうだった?2024年はどうなる?

さ、と言うわけで始まりました。「たまさんの八ヶ岳Radio、Happy Everyday!!」この番組は、八ヶ岳南麓でハッピーに暮らしている、たまさんが、八ヶ岳の魅力、ハッピーなんだけど色々起きる八ヶ岳暮らし、そして日頃考えている四方山な話をだらだらと語る、そんな番組でございます。肩の力を抜いて、のんびりとお聞きください。

今回はワーケーションの最新事情についてたまさんが語ります。2023年の振り返りと2024年の大予想です。こちらも新春恒例の企画になって参りましたね。まずは2023年の振り返りについてお話しましょう!

えとね。たまさん、2023年のワーケーションに関しては「ワーケーションと呼ばずとも新しい働き方は定着」と予測してました。で、これは結構当たったんじゃないかな?って思ってます。

で、これを聞くと、えええ?ワーケーションみたいな働き方なんて定着してるの?ってびっくりする人も多いんじゃないかと思います。そうでしょうとも。でもね、結構当たってる、ってたまさんは思ってますよ。まずね、リモートワーカーの中ではワーケーションってもう当たり前の行動になってきてる、ってお話しです。

いくつか民間調査があるんですけどね。リモートワーカーを対象にワーケーションってやったことありますかー?って質問するといずれの調査でも大体22%程度なんですよ。22%ってことは4, 5人にひとり、ってことですからねえ。まあ充分に定着してる、って言っていいんじゃないかと思います。

あとね、面白いのは2023年9月にパーソル研究所が発表したワーケーションに関する調査があるんだけど、これだと、リモートワーカーだけじゃない、全体への質問でも17.4%のひとがワーケーション経験がある、って答えてるのよね。これ、リモートワーカーでも22%しかワーケーションしてないのに、全体で17.4%がワーケーション経験してる、ってのはかなり意外でしょ?

でも実はこの17.4%にはちょっとカラクリがあってね。あなたは普段の職場や自宅とは異なる日常生活圏外の場所で仕事をしながら自分の時間も過ごした経験はありますか?って質問なんですよ。ま、確かにワーケーションの定義を言葉にすれば、「普段の職場や自宅とは異なる日常生活圏外の場所で仕事をしながら自分の時間も過ごす」ってことになりますわね。

でも、この質問だとさ。例えば営業外回りの途中でカフェでちょっとメールチェックしたり、出張先のホテルで仕事しました、とか新幹線とか空港で資料作ってます、とかも含まれるわけよ。それならオフィス出勤してるひとでもやってそうだよね。

だから、なにをワーケーションとするか?ってなんか哲学的な話になっちゃうんだけど、ワーケーションの定義をさっきの「普段の職場や自宅とは異なる日常生活圏外の場所で仕事をしながら自分の時間も過ごす」ってことだとすれば、実は結構多くの人がワーケーションってやってるんですよね。

でもまあ、さすがにこの17.4%のひとが全部ワーケーションだよー、ってのは無理があるって思ったのか、パーソル研究所の調査では、この17.4%のうち、ワーケーションをしてる、って自覚してるのは25.9%しかいない、って説明しています。つまり17.4% x 25.9%ってことでワーケーションやってますよーって自覚してるのは4.5%だってことなのよね。まあ4.5%なら、そんな感じかな?って思いますよね。だってさ、もしもリモートワークやってる人がざっくり2割、20%だとするじゃん?で、全体の4.5%って、2割に対しては22.5%。ほら、リモートワーカーの22%がワーケーションをやってるよ、って話とピッタリ合致するのよー。

ってなわけで数字の話が長くなっちゃったけど、リモートワーカーのなかでは22%、つまり4, 5人にひとりがやってて定着してるよってことです。実際ね、たまさんの周りでもリモートワークやってる人のなかでは、家でもオフィスでもないところで働いてるひとってフツーにいますからね。スキー場のホテルとか、沖縄とか。もっと身近なところでは実家に帰って、とか。確実に定着はしてるんじゃないかな、って思います。

ただね。これってリモートワーカーのなかでは、って前提なのよね。コロナが5類に移行してからリモートワークの実施率って結構下がってきてるんですよ。以前はざっくり労働人口の3割って言われてたんだけど、今は2割くらいまで下がってきてる感じです。

なのでリモートワークができるひとのなかでは当たり前になってきたんだけど、世の中リモートワークできるひとが減ってきちゃったから、市場としては広がりにくくなってきてる、ってのが現状なんじゃないかと思います。

実際たまさん、2023年のワーケーション人口って全体の7%くらいって予測してたんだけど、多分これは4%くらいで着地したんじゃないかと思います。これってリモートワーカーが3割から2割に減ったってのが大きいんだけどね。

ぢゃ、これ、2024年はどうなるか?っていうとですね。たまさんは「もうワーケーションって言葉は使わないけど、自由に場所を選ぶ働き方がリモートワーカーの当たり前になっている」って予想してます。

ま、たまさんも日本ワーケーション協会のコンシェルジュとかもやってますし、ヤツナビってゆー八ヶ岳にワーケーションでやってくるひと向けのブログを運営してたりしてますけど、でも言葉としてのワーケーションってのは2024年はもうあんまり表に出てこなくなると思ってます。

ってゆーか、既にマスコミとかでワーケーションって言葉ってあんまり聞かなくなりましたよね?とはいえ4%近くの人がやってるんで日本の就業人口6900万人から考えると280万人くらいのひとがやってるんですよね。

って280万人って一体どんなもん?って思いますよね。スポーツ人口と比較してみましょうか?バレーボール、バスケットボール、テニス、スキー・スノーボード。この辺りがざっくり350万人から400万人前後なのね。だからこの辺りのスポーツ人口よりはちょっと少ないんです。鉄道模型とかギターをやってるひとが約300万人らしいからそれよりちょっと少ないくらいかな。なんとなく感じてくれたかしら?

で、そのくらいの規模のひとたちのなかではもう当たり前になってることなんで、鉄道模型とかギターの雑誌が出てること考えると、月刊ワーケーションとかあってもいいかもね。売れるかわからんけど。

ただやっぱりリモートワークをやってないひとが全体の8割だから多くの人からはワーケーションってのがあんましイメージできないってのが課題なのかな。なんとなく今でもリゾート地でパリピがワーケーションウェーイ!みたいなイメージあるんだろうしね。

まあもう矢野経済研究所がワーケーションの市場調査を発表しなくなったりとか、言葉としては下火になってるけど、確実に鉄道模型とかギターと同じくらい普及してるライフスタイルで2024年も同じくらいのひとが当たり前に続けていくんだと思うよ、ってのが予想です。

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