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15年前に信じていた都市伝説「マックとTSUTAYAが潰れた町は…」

 僕が小学生の頃、都市伝説が流行っていた。「信じるか信じないかはあなた次第…」の文句で知られる某氏の本を買って読んだり、黒背景で赤字というレイアウトの個人サイトに載っているような有名アニメの都市伝説などを親のパソコンで見ていたりしていた。

 その中で、一つだけ15年ほど経った今でも信じている都市伝説がある。なぜか、というと地元の町で実際に起こったから。

「マクドナルドとTSUTAYAが潰れた町は衰退する」という都市伝説だ。

 当時のマクドナルドTSUTAYAは全国各地でチェーン店を展開している代表的な企業だった。そんなどこにでもある店が町から撤退するということは、その地域では今後の発展が期待できないのだ…

というような理屈だったはず。

 「どこにでもある店」というのは自分の住んでいた田舎も例外でなく、小学生低学年まではマクドナルドTSUTAYAが一軒づつあった。(とはいってもマクドナルドはスーパーの飲食スペースに併設し、TSUTAYAはコンビニと併設したどちらも小さな店だった。)
 しかし、いつの間にか閉店してしまったのだった。

 そして小学生高学年になるころ、地元の町は財政問題で近隣との市町村合併が決定した。今ではマクドナルドTSUTAYAに行くには車で片道20分かかるほどだ。

 この都市伝説をどこで知ったのか忘れてしまった。今になって当時の個人サイトを探してみても見つからないし、周りの友人も知らないという。

 今では配信サービスも充実しているので、TSUTAYAのようなレンタルビデオ店は「どこにでもある」という例えには当てはまるのかわからない。
 でも、もしも現在で同じような都市伝説が作られるならどんな店になるだろうか?とも考えてしまう。

 この記事を読んだ方で同じ都市伝説を聞いたことがある、あるいは自分の地元も当てはまるという方がいたら…まぁ特にどうということはないが、そんな噂が昔はあったなあと思いを馳せてほしい。

 最後は、定番のこの台詞で締めさせていただく。

「信じるか信じないかはあなた次第…」

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