【note】無料で読めるかと思ったら肝心な部分から有料だったときの怒りについて

※この記事は無料です。

Google検索で調べ物をしてる際に
求めていたタイトルのnote記事が出てきて、
「そうそう！この情報が知りたかったのよ〜♪」

とウキウキでタップしたとき

この無慈悲なメッセージが表示されると、
書いた人には大変申し訳ないが、
「無料で読めると思った？有料で〜〜す！」
と言われているような気がして、瞬間的に腹が立ってしまう。
これが自分にとっては非常に厄介であり、取り除きたいと常々考えていた。

◇◇◇

話は変わるが、社会人1年目の時に、人生初彼氏との別れを経験した。

その失恋によるショックは凄まじく、どうしても彼とやり直したかった私は、
世に出ていた復縁系の恋愛マニュアルを片っ端から読み漁った。
暇さえあればスマホで読み、読んでは後悔して泣き、泣いては恋愛マニュアルをさまよう日々を過ごした。

その結果、どのコラムでも共通して言われていたのが「フラれた場合は、未練を見せずに別れに応じることで、逆に相手の気を引こう」という理論であり、かくして私は失恋のショックと引き換えに「未練は見せないのが吉」という真理を手にしたわけだ。

その理論がGoogle検索中に有料noteに出会った時にも即座に発動してしまい
通行料を取られることが分かった瞬間、

あなたのくれる情報に未練はありません、サヨウナラ。

と、ここぞとばかりに素早くブラウザバックしてしまうのだ。

もちろん、有料記事そのものや、出している人に腹が立っているわけではない。何も悪く無い。
あくまで私が勝手に感じているだけだが、なぜか騙されたような気持ちになってしまう。

◇◇◇

これは非常に困った事態だ。

というのも、有料noteやマガジンに出会うたびに、私もいつか有料ノートを出してみたいという思いが増していったからだ。
私だって、自分の記事に価値を見出してくれた読者の存在を確認したい！
（だからこれを見てて何か感じたことがあった人はコメント下さいね！あっでも怖いコメントはすぐ消すかも！ゴメンネ！）

こんな記事を書いてるヤツが有料記事を出しているのがバレたら（誰に？）大変なことになる。
それに、純粋に客として良いなと思っている形でお金をもらうのが精神的にも健康でいられる。

なにか、なにか解消する手立てはないかとずっと考えてきた。

そして今日たどり着いたのが

初回無料制度

である。
先に言っておくが、note公式さんもしこの記事を見て実現に乗り出す場合は、まずこの記事にコメントいただきたい。
私もプロジェクトメンバーとしてジョインさせていただこう。

まず
「買っても自分のためになるのか分からないものに、人はお金を払いたがらない」という点に着目した。
これはどこかの記事で読んだのだが（何の本かコラムか、探したけど分からなかった…）、読んだときにかなり腑に落ちた。

私が検索中に出会った有料記事を買う気が起きないのも、買ったことでためになるか瞬時には分からないからだろうと思う。

だからといって、ためになるかどうかは読んでみなければ分からない。
なら読んでみてからお金を払うパターンはどうだろうか？
今でも、有料記事と言いつつ全文を公開して、最後に有料記事にしているものはある。
しかし、払わなくても読めるという点では、読むためにお金を払うというよりクリエイターを応援する意味合いが強いのではないだろうか。

そこで思いついたのが初回無料というわけだ。
初めてその文章を読んだ時は無料で読める。
でも2回以上読みたければそれを買わなければならない。
一度限りなら立ち読みできる状態というわけだ。

これを思いついた時は忘れていたが、そういえば少年ジャンププラスも基本は初回無料で、2回目以降読みたければコインを消費するシステムである。

一度読んで買わずに棚に戻したけど、やっぱり心に刺さったから読みたい！でも読めない！！
となったとき、人は期待に胸を膨らませてお金を払うことができるだろう。
買った後のコレじゃなかった感も無いはずだ。一回読んでるんだから。
「忘れられない、なのに自分のものじゃない」という感情は強く心に残り、行動を起こさせるパワーがある。
その感情で1年近く復縁テクニックを求め続けた私がいうんだから間違いない。

◇◇◇

正直、思いついた時は震えたね。
どうしてこうもビジネスチャンスを思いついちゃうんだろうって。

ただ、現実問題、1回読んだことをカウントするのは難しいだろう。
パソコンの動きや、細かい仕組みの話はかなり苦手なので、
このアイデアを読んで少しでも心が動いたnoteの方、是非ともご検討下さい。
そしてめでたく実現した暁には、

初回無料をしなかった場合の機会損失の金額を合理的に見積もった上で、その金額をアイデア使用料としていただければと思います。

（それが実現したら有料記事出さなくてもいいレベルのリッチになってると思うので、私は初回無料を利用しない立場になると思われます。悪しからず。）

やつはし